森田 團 教授

文学部 美学芸術学科

ようこそ、研究室へ

同志社大学ではどんなことが学べるの?どんな先生がいるの?
実際の研究室を訪ねて、先生にお話を聞きました。

哲学の手法を用いて“美”を考察

こんにちは。森田先生は今、どんな研究をしているのですか?

森田先生 専門は美学(※)です。とりわけ20世紀初頭に活躍したドイツのユダヤ系の哲学者であるヴァルター・ベンヤミンを中心に研究しています。※美学:「美とは、芸術とは何か」について考察する哲学の一領域。

研究にのめり込んだきっかけ

先生はどうしてこの研究への道を選んだのですか?

森田先生 美的経験、ないしは芸術経験を考察することは、なぜ人間がこの世界のうちにあるのかという問いに答えるための、最も大きな手掛かりのひとつだからです。どうしてそうなのかについて知りたい方は、ぜひ美学芸術学科に入学してください。

いま研究室で推しの学び

学生たちは先生のゼミでどんなことを学んでいるのですか?

森田先生 演習ではカントの『判断力批判』を(翻訳で)読んでいます。卒論のテーマは、美学にはじまり絵画、彫刻、音楽、映画、演劇、文学、ビデオゲーム、球体関節人形、笑いなど様々です。

この研究が持つ可能性とは

いろいろな美を探究しているのですね。そうした学びは、将来、どんなことに役立つと思いますか?

森田先生 芸術作品が人間によって生み出される最高に複雑で精緻な制作物である限り、その分析・解釈には、それに見合った最高の知性が必要になります。このような知性を鍛える場所が美学芸術学科です。自分の行った研究がどんなことに役立つのかは、このような知性を獲得しようとした学生のみが知ることになるかと思います。

森田先生が思い描く未来

先生の目標を教えてください。

森田先生 今まで行ってきたいくつかの研究をまとめることです。

森田先生からメッセージ

最後に、これから大学への進学を目指している人たちへ、メッセージをお願いします!

森田先生 大学は学問を行う場所です。そのための知性を今、養ってください。

森田先生、本日は様々な質問にお答えいただきありがとうございました!

プロフィール

森田 團

文学部 美学芸術学科

1991年同志社大学文学部文化学科美学及芸術学専攻卒業、98年東京大学教養学部教養学科第二卒業、2009年東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修了。2009年博士(学術)取得。10年、西南学院大学国際文化学部講師、11年同准教授、18年同教授を経て、20年より同志社大学文学部美学芸術学科教授。

出身地:
京都府
趣味:
散歩。
休日の過ごし方:
ゆっくり休むことを心がけています。

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