田口 聡志 教授

商学部 商学科

ようこそ、研究室へ

同志社大学ではどんなことが学べるの?どんな先生がいるの?
実際の研究室を訪ねて、先生にお話を聞きました。

企業情報が人の心理に与える影響を研究

こんにちは。田口先生は今、どんな研究をしているのですか?

田口先生 生成AIなど新しいテクノロジーが、ビジネスを映し出す鏡といわれる会計情報に与える影響について研究しています。企業をめぐる「情報」には、良い情報、悪い情報、嘘の情報などさまざまなものがあり、それらが経営者や投資家、監査人といった人間の意思決定に影響を与えています。ビジネスの場で生成AIの利活用が進む中、現在は人だけではなく生成AIも企業の「情報」を生み出す状況になっています。そこで、人や生成AIが生み出す企業の「情報」をめぐって、経営者や投資家などがどのような判断をするのかを研究しています。

人工知能学会全国大会にて、ゼミ学生達との発表を終えての一コマ

研究にのめり込んだきっかけ

先生はどうしてこの研究への道を選んだのですか?

田口先生 もともと小説家になりたいと思っていて、「人のこころ」に興味がありました。巡り巡って公認会計士となり、現在は大学教員をしていますが、ずっと「人のこころ」への興味は持ち続けています。なかでも企業による不正など、お金をめぐる「人のこころ」はドロドロとして一筋縄ではいかず、そのメカニズムを解き明かすことがより良い社会を作ることにつながるのでは、と考え研究者の道を選びました。

いま研究室で推しの学び

学生たちはいま先生の研究室(ゼミ)でどんなことを学んでいるのですか?

田口先生 生成AIがビジネスに与える影響について幅広く研究しています。会計だけにとらわれず、経済社会におけるさまざまな仕組みと人間心理がどのように相互作用しているのか、さらにテクノロジーが介在することによって、その関係性にどのような変化が生まれるのかを、「経済実験」という手法で明らかにし、様々な学会等で研究報告をおこなっています。

この研究が持つ可能性とは

この研究はどんなことに役立つのでしょうか。

田口先生 生成AIと人との相互作用を考えることは、究極的には「人間とは何か」「社会とは何か」を理解することにつながると考えています。複雑な社会において表面的な事象に踊らされず、常に真実とは何か、人の良心とは何かを問う力を養うことに役立つと考えています。

田口先生が思い描く未来

先生のいまの目標、夢は?

田口先生 誰にも模倣できない「オンリーワン」の研究をしたいと思っています。さらに、授業やゼミを通じて、学生の皆さんの「知的好奇心」を揺るがすような体験を促したいと思っています。

田口先生からメッセージ

これから大学への進学を目指している人たちへ、メッセージをお願いします!

田口先生 自分の頭で考え、自分の言葉で語れる人になること。それこそが大学で研究をする大きなゴールになると思います。同志社大学商学部はそのような学びができる素敵な場所です。

田口先生、本日は様々な質問にお答えいただきありがとうございました!

プロフィール

田口 聡志

商学部 商学科

1998年慶應義塾大学商学部卒業、2004年博士(商学)学位取得。新日本監査法人(現・EY新日本有限責任監査法人)等を経て、07年同志社大学准教授、13年教授。公認会計士。『実験制度会計論:未来の会計をデザインする』(中央経済社)で第58回日経・経済図書文化賞を受賞。『教養の会計学』(ミネルヴァ書房)、『財務会計の思考法』(中央経済社)など、会計と人間心理とをつなぐ書籍や論文多数。

出身地:
千葉県
趣味:
音楽
休日の過ごし方:
ゆっくり散歩

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