唐 顥芸 准教授
グローバル・コミュニケーション学部
グローバル・コミュニケーション学科
中国語コース
同志社大学ではどんなことが学べるの?どんな先生がいるの?
実際の研究室を訪ねて、先生にお話を聞きました。
日本植民地時代の台湾文学を研究
こんにちは。唐先生は今、どんな研究をしているのですか?
唐先生 日本植民地時代の台湾の近現代詩を研究しています。
研究にのめり込んだきっかけ
どうしてこの研究への道を選んだのですか?
唐先生 日本へ留学に来た時に、あまり知らなかった日本植民地時代の文学作品に触れる機会がありました。その中でも、とても美しい詩に出会ったため、日本植民地時代の詩を研究する決意をしました。
いま研究室で推しの学び
先生のゼミで、学生たちはどんなことを学んでいるのですか?
唐先生 ゼミでは中国と台湾の文学、社会、文化などに関する勉強をしています。学生たちは自分の関心のある分野で卒業論文を書いています。たとえば、旗袍(※)のブームと衰退の原因や、中国における日本映画の受容など、研究のテーマは様々です。※旗袍(チーパオ):ワンピース式の女性用中国服。チャイナドレス
この研究が持つ可能性とは
そのような学びは、将来、どんなことに役立つのでしょうか。
唐先生 外国の文学や文化、社会について勉強することは異文化を理解することです。自分の視野を広げるだけではなく、考え方を柔軟にできます。また、人と人、団体と団体、国と国など、様々な交流の場面において、どのような衝突があり、どのように解決が可能なのかについて、想像力を養うことにもなります。学生たちはコミュニケーション能力を身につけて、特に航空、鉄道、銀行など、人とのつながりが重要な分野で活躍しています。
唐先生が思い描く未来
先生の夢を教えてください。
唐先生 台湾文学の面白さをより多くの人に知ってもらいたいです。
唐先生からメッセージ
最後に、これから大学への進学を目指している人たちへ、メッセージをお願いします!
唐先生 目標を持って大学に進学するのも良いですが、たとえはっきりとした目標が無くても、大学は自分自身の可能性を広げる場所です。大学に進学して様々な人に出会い、たくさんのことを勉強し、思索してください。
唐先生、本日は様々な質問にお答えいただきありがとうございました!
プロフィール
唐 顥芸
グローバル・コミュニケーション学部 グローバル・コミュニケーション学科
中国語コース
台湾大学を卒業後、2000年に来日。08年神戸大学文化学研究科修了、同年博士学位を取得。11年〜関西学院大学常勤講師を経て、15年同志社大学グローバル・コミュニケーション学部助教として着任、20年より同准教授。
- 出身地:
- 台湾
- 趣味:
- 読書