55

同志社大学生のリアル。
全学部・全学科の声を集めました。

理工学部 機能分子・生命化学科

杣野智也さん

01

Q. 大学で打ち込んでいること、将来の夢は?

A.

講義を通して化学に関する素養を身につけることを念頭に置いてきました。講義の不明点は図書館で参考文献を読んで内容を補足し、それでも理解が及ばない点は先生に質問しました。そうすることで、講義の内容を総合的に理解することができました。現在は分子生命化学研究室に所属し、「金属錯体を電極触媒とする酸化反応」に関する研究に没頭しています。関連論文を読み進める中で、独自の視点から新たな実験を創造することはとても興味深いものです。研究活動の経験を活かし、将来は化学系の研究開発に携わる職業に就きたいと考えています。

02

Q. 学部はどうやって選びましたか?

A.

高校時代に学習した教科の中で、最も関心があったのが化学だったからです。理工学部機能分子・生命化学科では、暗記することよりも理解することに主眼を置いているため、無理なく学び進めることができました。また、化学はものづくりの基礎となり、さまざまな分野への応用が可能です。少しでも関心があれば、思い切って化学分野に飛び込んでみることをおすすめします。

03

Q. 印象に残っている授業はなんですか?

A.

現在所属する分子生命化学研究室でも指導を受けている、人見穣先生の『生体分子分光学』です。講義内容が多岐に亘るので常に知的好奇心をくすぐられ、化学の知識を総合的に考えられるようになりました。研究室での活動は、すべてが新鮮で自分の糧になっています。ある日、実験が予測とは異なる結果に終わり「失敗しました」と報告すると、人見先生は「失敗したと考えた理由」を私に問いました。先生は実験自体が失敗なのではなく、「得られた結果を科学的観点からどのように説明できるのかが重要だ」と助言してくれたのです。化学に関する素養を高めることだけではなく、物事の本質を正しく捉えることが重要だと再認識する貴重な体験となりました。

04

Q. 同志社大学生ってどんな人?

A.

コミュニケーション能力が高く、ポジティブな人が多いです。私は2年次の時に留学を経験したのですが、その時できた友人とは現在でも連絡を取り合っており、どんなことでも話せる間柄です。同じ学科の友人だけではなく、サークル活動やアルバイトなど、学生生活には数多くの出会いがありました。いろいろな価値観をもって生きている友人と積極的に関わることで、互いに高め合える関係を築くことができ視野も広がりました。休日の外出や旅行など、友人と楽しい経験を共有できたことは自分の財産となっています。

05

Q. あなたにとっての同志社大学って
どんなところ?

A.

同志社大学で過ごした時間は、専門分野を深く理解するための期間であるとともに、人生を見つめ直す良い機会となりました。学生生活を有意義に過ごすためには、自分で課題を見つけて、自分に期待することが大切だと思います。私は英語力を磨くために留学し、ギターが弾けるようになるために音楽系サークルにも入りました。得手不得手はあったとしても、生まれながらにスキルを身につけている人はいません。同志社大学はサークルや部活動が盛んで留学制度も充実しているので、すべての学生が生きがいとなるものや、生涯の友人を見つけることができると思います。

other interviews 他の学部生のインタビューはこちら

PAGE TOP