tag find# 講義内容

どんな講義があるのでしょうか?

神学部 神学科 前門戸 敦さん

2年次に履修した学部選択科目『現代イスラーム世界』です。受講前はイスラームについて学ぶ機会がなく、文化や風習を誤解していた部分がありましたが、講義を通じてイスラーム圏の文化・価値観を学び、イスラーム教の実態について理解を深めることができました。また、宗教を知ることは単に教養を高めることだけではなく、その国の歴史や政治状況を知るためのツールになることも学びました。日本で報道される中東情勢だけを見ていると、彼らが信仰する宗教そのものが危険なものだという印象を抱いてしまう可能性がありますが、何事も表面的な情報のみに頼るのではなく、「本当にそうなのだろうか?」と疑問を抱くことの大切さを学びました。

文学部 英文学科 金山侑香里さん

1年次の選択科目『発達と学習の心理学』です。主に児童の発達に関わる理論を扱うのですが、単に理論を学ぶだけではなく、その実践まで行うことが特徴です。印象的だったのは、インターネット上に投稿された相談に対し、発達の専門家として最適な回答を考えるというグループワークです。3歳児の母親の「言葉を話す時期が遅いが、どうすれば良いのか」という質問について真剣に話し合い、他者の意見を発展させてより深く考察するなど、活発なディスカッションができました。ロールプレイや思考ゲームに取り組む機会もあり、授業で学んだ児童との接し方や発達と学習に関する知識は、塾講師のアルバイトやゼミで学んでいる英語教育学の学習に生かされています。

文学部 哲学科 河嶋瑞貴さん

1年次に受講した選択科目『西洋古代中世哲学史(1)・(2)』です。プラトンとアリストテレスの哲学を多様な角度から扱うことで、両者の哲学体系に対する理解を深めました。特に私にとって重要だったのは、初めてアリストテレスの「形而上学」に触れ、自分の哲学的関心が存在論という分野にあることに気づき、その後の学習態度を定められたことです。また、ゼミで本格的にヘーゲルの哲学と向き合い、すべてが「発展」という形で向かっていくことで、一般性、全体性に回収されうるという思想体系の、緻密さと壮大さに衝撃を受けました。何より、入学前に政治学の観点から問題だと感じていた全体性の問題に、哲学の観点から再び対面したことで、課題を再認識する契機にもなりました。

文学部 美学芸術学科 園田葉月さん

私は主に西洋美術に関心を持つ学生が集まるゼミで、15世紀シエナ派の画家であるサセッタの祭壇画について研究しています。「知の旅を共にしましょう」という清瀬みさを先生の言葉はとても印象的で、さまざまなテーマで研究活動を行う学生が互いの発表を通して知見を広げる時間に、その言葉の意味を噛み締めています。『美術史特論(1)・(2)』はルネサンス美術の特質だけではなく、美術史の方法論や問題点も学ぶことができ、美術史を専攻する上での基盤を鍛えられる点で魅力を感じます。また『美学芸術学実地演習Ⅰ・Ⅱ』では京都のさまざまな場所を訪ねて「本物」に親しむ機会に、『芸術情報論Ⅰ・Ⅱ』では芸術と情報の関係性を多角的に思考する機会に恵まれました。

文学部 文化史学科 金子龍真さん

印象に残っているのは全学共通教養教育科目の『日本史(1)』です。日本における古代までの神道・仏教・神仏習合の様相を知る講義で、神社や寺がどのように生まれ、信仰されてきたのかを学びました。当時と現在では神社や寺に対するイメージが大きく異なっていたことが非常に新鮮で、大学で日本の寺社や仏教美術などを学ぶ上で重要な基礎知識になると感じました。また、学科選択科目では、歴史は研究される時代の社会状況などに影響され、研究手法も変化していくことを学んだ『日本史学史(1)・(2)』、私の専門研究分野である仏教美術の基礎を理解する『日本美術史(1)・(2)』など、興味深い講義がありました。

文学部 国文学科 西井萌栞さん

1年次に受講した『日本文学講読(広域A)』がとても印象に残っています。江戸時代の芸能を映像で学ぶとともに、プレゼンやクイズなどさまざまな形態で講義が進むのですが、先生と学生との対話、学生同士の交流が大切にされていると感じ、「講義は先生の話を聴くもの」というイメージが大きく変わりました。また、この講義で江戸時代の芝居に興味を持ったことが現在の研究活動にもつながっており、講義を担当された山田和人先生にはゼミでも手厚いご指導をいただいています。少人数のためゼミ生同士での議論も多く、先生と一対一で対話しアドバイスをいただく機会に恵まれており、先生と学生の“距離の近さ”を魅力に感じています。

社会学部 社会学科 小松夕夏さん

学部選択科目の『地域社会学』です。高度経済成長期以降、日本の各地域がどのような発展を遂げ、どのような問題が起こったのかを知ることができ、特に印象に残っています。日本の社会運動の歴史を探る上で重要な「NIMBY問題」についても、この講義で初めて学びました。ゴミ処理場や原発、米軍基地など、豊かで安全な暮らしを守るために必要な施設の多くは地方に置かれ、反対運動が起こってきました。その合意形成の過程や歴史について学ぶため、私はいま、講義を担当された轡田竜蔵先生のゼミで研究に取り組んでいます。新型コロナウイルス感染症の影響で、密集型のデモが起きにくくなっており、今後の社会運動の形を考えていきたいと思います。

社会学部 社会福祉学科 眞壁更紗さん

3年次の夏期休暇に実施される社会福祉士の資格を取得するための「現場配属実習」です。「現場配属実習」に向け、1年次から受講する必修科目の『社会福祉実習』では、同科目の『Ⅰ・Ⅱ』で基礎知識を身につけ、学年が上がるにつれ、同科目の『Ⅲ』などでより専門的に学びを深め、ソーシャルワーカーに必要な「多角的に物事を見る力」を養っていきます。それでも、実際の「現場配属実習」(「社会福祉実習Ⅴ・Ⅵ」という正課科目の一部)は、教科書や講義だけでは得られない貴重な体験ばかり。経験をもとに価値観を再構築し、クラス全体で共有することで、さらに学びを深めていきます。約1カ月間の実習を通じて福祉の現場を知り、必要とされる知識やスキルを身につけ、ソーシャルワーカーとしての専門性を高められることが、社会福祉学科の大きな魅力だと思います。

社会学部 メディア学科

学部選択科目の『メディアリテラシー概論』という講義です。インターネットが普及したメディア社会で、主体性をもってメディアと関わるためにはどうすればいいのか。現代社会を生きる上で欠かせない知識やスキルを、広告やニュース、映画などさまざまなメディア・テクスト(作品)に触れながら学び、メディアが社会で果たす役割を理解することができました。メディアを深く読み解く非常に実践的な内容で、深く印象に残っています。

社会学部 産業関係学科 土井悠平さん

1年次に受講した『コミュニカティブ・イングリッシュ』と2年次に受講した『イングリッシュ・ワークショップ』が印象的でした。どちらも同じ外国人講師による英語科目で、3〜4人のグループに分かれ、オリジナルの英語劇や動画撮影をする非常にアクティブな学びでした(写真は動画撮影中のもの)。もちろん、劇や動画の内容も学生が主体となって考え、講義時間の大半を発表とそれに向けた準備に使います。英語圏固有の豊かな表現力が求められる非常に面白い講義のおかげで、企画力や発想力が身についたと感じています。

社会学部 教育文化学科 森 のの子さん

教育文化学科には体験によって学びを深めていくEBL(Experience Based Learning)科目があり、私は『異文化体験実習』でカナダを訪ね、日系カナダ人のコミュニティにおける言語や文化継承について調査しました。また『冒険教育実習』では、琵琶湖を自転車で一周するキャンプや、「30時間、1000円、スマホなし」という条件下で、いかにキャンパスから遠くまで行けるかを競う企画に挑戦しました。このような経験を通して、自分のコンフォートゾーンを出ることで見える世界があること、一歩を踏み出す勇気が社会を前進させてきたことを学びました。学生一人ひとりの興味・関心を受け止め、自由な学びのスタイルを大切にする姿勢は、教育文化学科ならではのものだと感じます。

経済学部 経済学科 梶本小百合さん

ゼミでの活動です。2年次秋学期から3年次春学期に取り組んだグループ研究では、「グローバル資本主義」をテーマに文献を読み、議論を重ねて発表を行い、講義で学んだ経済学の理論をアウトプットする良い機会になりました。ゼミ合宿では学外の講師による参加型授業など普段とは異なるプログラムを体験し、仲間との関係も深まりました。また、同志社大学は外国語科目がとても充実していて、ネイティブスピーカーの講義を受けることができます。印象に残っているのは、英語を使った演劇や動画を制作発表する授業で、私は京都の名所を案内する動画(写真はそのワンシーン)やオリジナルのコメディ劇を制作し、自然な英会話を楽しく身につけることができました。

政策学部 政策学科 細川瑞姫さん

印象に残っている講義は、『経営組織論』です。この授業では組織間の競争戦略や協調戦略について、数多くの実例をもとに学んでいきます。誰もが知っている大企業や商品やサービスが教材になるので、毎回とても興味深く受講することができ、「なぜその戦略を取っているのか」、「組織の生産性にどのような影響をもたらすのか」を学ぶことができました。また、成功事例だけではなく、戦略に失敗して経営不振や倒産に陥った事例が講義のテーマになることもあり、企業経営の難しさを理解することができました。将来、経営者を目指す学生にはおすすめの講義です。

グローバル地域文化学部 グローバル地域文化学科 酒井理紗さん

同志社大学には、学生が主体となって授業を展開する『プロジェクト科目』という実践型・参加型の科目があります。私はそこでイスラム教徒を主人公としたドキュメンタリー映画を制作しました。映画作りは初めての経験で、方向性の違いからメンバーの意見が対立しましたが、それを乗り越える過程で問題解決能力や協調性などさまざまなスキルを身につけることができました。また、実際にイスラム教徒と関わることで、他者を固定観念で見ないことの重要性や、異なる価値観や文化を受け入れる大切さを改めて学びました。受動的な講義では得がたい経験ができ、自分に自信がついたことが印象に残っています。

文化情報学部 文化情報学科 熊坂光紗さん

『体験型教養科目』の1つ、『「わざ学」のすすめ』です。さまざまな分野で活躍する、その道の専門家の方々から直接話を聞けるとても貴重な機会でした。私たち人間の行動とデータが結びつくということを理解し、現在の研究分野に進もうと思うきっかけにもなった講義です。この講義から、人の行動や認知機能に興味を持ち、今の研究につながっています。

理工学部 インテリジェント情報工学科 市川智也さん

プログラミング関連(『Cプログラミング1、2』『Javaプログラミング1、2』『システムシミュレーション』)の講義です。プログラミングはまったくの初心者でしたが、基礎から学ぶことができたので、スムーズに学習を進めることができました。少しずつ実践的な内容に進んでいき、オセロのような簡単なゲームを作れるようになりました。講義を通じて、研究に必要な新しいプログラミング言語を学ぶための基礎力を養うことができたと思います。いま、Pythonというプログラミング言語を使って研究活動をしていますが、講義で学んだ基礎のおかげでスムーズに学習することができ、研究活動に役立っています。

理工学部 情報システムデザイン学科 堀 しのぶさん

1年次の秋学期に受講した『人間と情報システムⅡ』です。情報システムデザイン学科の先生方が、各研究室の卒業研究として取り上げるテーマと、それに関連する学問分野について説明する必修科目で、自分がこれから何を学んでいきたいかを考える良いきっかけになりました。

理工学部 電気工学科 加藤央睦さん

1〜3年次の春・秋学期に受講した『電気工学実験Ⅰ・Ⅱ』などの実験科目です。1年次には実験器具の使い方など基礎的なことを学び、学年が上がるにつれてより専門的な内容となり、電気工学に必要な知識と技術を学ぶことができました。思い通りに実験が進まないことも多く、メンバーと原因を考え、先生にアドバイスをもらいながら、必死に取り組んだことをよく覚えています。実験後のレポートでは考察に力を入れていました。なぜその結果になったのか、条件を変えるとどう変化するのかなど、思考を巡らせて考察することで理解や知識が深まり、技術が向上しました。講義で得た知識を実験で確認することで、本当の理解につながることを『電気工学実験Ⅰ・Ⅱ』をはじめとした実験科目で学びました。

理工学部 電子工学科 橘 美里さん

3年次に受講した『電子工学実験Ⅱ』でライントレーサーという模型車を製作したことです。白い紙に描かれた黒線に沿って車を走らせる実験で、電子基板の組み立てや、制御プログラムの仕組みを学びました。私は製作に使う工具の扱いが苦手で、毎週のように補習に通って練習し、先生には理解が不十分だった動作原理の補完にも付き合っていただきました。模型車がプログラム通り動いた時は、「粘り強く頑張ったね」と声をかけていただき、とても感動したことが印象に残っています。補習で使った焦げたリード線やレギュレータは、「ほろ苦くも成長できた、一種の戦利品」として、いまも部屋に飾っています。

理工学部 機械システム工学科 山田貫太さん

2・3年次に受講した『機械物理実験』や『機械工学実験』です。実験科目では班に分かれて隔週で実験を行い、その結果と考察内容をレポートにまとめます。実験を担当する先生への説明が不十分だと再提出になるため、実験後も班のメンバーと密に連絡を取り合い、議論を重ねてレポートの質を高める努力をしました。その過程で、結果を分析して理論に基づき考察する難しさを学び、議論を通じて自分にはない発想や着眼点を得られることに新鮮さを感じました。班の仲間と切磋琢磨して、協働しながら課題を乗り越える楽しさを見出すことができ、とても印象に残っています。

理工学部 機械理工学科 福生亜斗さん

専門性が高まってきた3年次春学期に受講した『機械設計製作』です。1グループ2~5人に分かれ、講義で得た知識を応用してオリジナルの装置を設計・製作する実習科目で、私たちは小型で高性能な「小銭仕分け機」を作りました。設計・製作を通していろいろな課題を乗り越え、審査員特別賞を獲得することができました。センサーやプログラム、3DCADなど新たに学ぶ領域も多く、非常にチャレンジングな課題でした。成果が出る楽しさ、スケジュール管理や役割分担の大切さなど、現在の研究活動の糧となることを数多く経験し、ものづくりの難しさと面白さを感じることができました。

理工学部 機能分子・生命化学科 杣野智也さん

現在所属する分子生命化学研究室でも指導を受けている、人見穣先生の『生体分子分光学』です。講義内容が多岐に亘るので常に知的好奇心をくすぐられ、化学の知識を総合的に考えられるようになりました。研究室での活動は、すべてが新鮮で自分の糧になっています。ある日、実験が予測とは異なる結果に終わり「失敗しました」と報告すると、人見先生は「失敗したと考えた理由」を私に問いました。先生は実験自体が失敗なのではなく、「得られた結果を科学的観点からどのように説明できるのかが重要だ」と助言してくれたのです。化学に関する素養を高めることだけではなく、物事の本質を正しく捉えることが重要だと再認識する貴重な体験となりました。

理工学部 化学システム創成工学科 井上侑香さん

1年次秋学期と2年次春学期に受講した『化学工学量論演習Ⅰ・Ⅱ』は、毎回の演習量が多く小テストが毎週実施され、ついていくだけで必死でした。しかし、化学工学の量論的概念が身についたことで、他の専門科目の理解がよりスムーズになりました。1年次から3年次まで受講した『物理実験』『基礎科学実験Ⅰ・Ⅱ』『化学システム工学実験Ⅰ・Ⅱ』での実験実習では、基礎的な実験操作やデータの整理と、化学的な考察の方法を身につけることができました。必修科目の講義で学んだ内容を実験で確認する作業は、座学で学んだことの復習にもなり、より深い理解に繋がったことを覚えています。また、1年ごとに実験グループが変わるため、それまでは話す機会がなかった新しい友人を作るきっかけになりました。

理工学部 環境システム学科 川嶋渉造さん

『環境システム基礎実験A~C』、『環境システム応用実験A・B』と『地球科学Ⅰ・Ⅱ』、『地球環境科学Ⅰ』は、知識を修得するだけではなく、今後の人生に役立つ能力を養うことができました。『環境システム基礎実験A~C』、『環境システム応用実験A・B』では、生物・化学・物理の実験や地学の実習、レポートの作成を通じて、科学的な考え方や誤解なく意図を伝える文章の書き方を学びました。また、図書館で本を借りて自ら学び、観察された現象や測定結果を検討した経験は、現在の研究にも生かされています。3セメスター間に亘って受講した『地球科学Ⅰ・Ⅱ』、『地球環境科学Ⅰ』では、英語の教科書を1年半かけて読み切ったことで、専門的な英語の文書を読む能力が身につきました。さらに、海外へ視野が広がり人生の選択肢が増えたように感じています。

理工学部 数理システム学科 平田将規さん

1年次の時に受講した『解析学Ⅰ・Ⅱ』で、初めて本格的な「証明」に触れたことが印象に残っています。高校までに学んできた数学を一つひとつ厳密に「証明」していくことはとても難解で、初めはまったく理解できませんでした。しかし、繰り返し取り組むことでパズルのピースが埋まっていくようにすべてが繋がる瞬間があり、改めて数学を好きになりました。また、研究室を決めるきっかけにもなった2年次の『離散数理』では、「グラフ理論」や「Min-Plus代数」など、自分の中にある「数学」の範疇を越えた新しい分野に出会い、新鮮な気持ちで学びを進めることができました。

生命医科学部 医工学科

印象に残っている講義は『特別講義(-海外企業体験-)』です。海外にある日系企業を訪問し、現地の従業員とともに活動する講義で、私はイギリスに拠点を置く自動車メーカーで内装の開発に携わりました。英語力には自信があったのですが、企業の現場では専門用語を使うことが多くコミュニケーションに苦労しました。また、大学で身につけた知識を生かしたアイデアの発案ができず悔しい思いもしました。自分の未熟さを感じましたが、グローバルに活躍する人材になるためには、さまざまな国の人々と協力して知識を共有する必要があることなど、たくさんのことを学びました。

生命医科学部 医情報学科

同志社大学には、文系と理系のかけ橋になることを目的に、生命医科学部の科目に加え、文系学部の科目を履修して修得する、「サイエンスコミュニケーター養成副専攻」があります。文理7学部合同の副専攻で、私は2年次から履修しています。なかでも特に印象に残っているのが、『社会福祉入門』です。「福祉とは何か」について基礎を学んだほか、人が本当に求めているものは、その人に直接聞かなければ知ることができず、それなりの知識が必要であるということを知り、開発や研究という専門職を目指す自分が大切にすべき考え方であると感じました。

生命医科学部 医生命システム学科

「サイエンスコミュニケーター養成副専攻」を履修しており、その中の『サイエンスとインテリジェンス』という講義では、ソビエト共産党政権下における遺伝学の扱われ方、近現代における科学哲学、科学と神学や政治の関係性などについて考察しました。高校までの理科とも、大学で習得する専門知識とも違う、まったく別の視点から科学を考える試みであり、まさに大学とは「大きく学ぶ」場であると確信した講義でした。また、夏期休暇期間中に行われた集中講義の『ビジネスワークショップ』では、動物園で子どもたちに動物の骨格や毛皮に触れてもらうワークショップも行いました。科学と市民が身近に接する場所で、サイエンスコミュニケーションを実践する非常に有意義な経験となりました。

スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科 宮﨑智宏さん

たくさんありますが、2年次の必修科目『基礎実習』は各分野の基礎知識に広く触れることができ、ゼミや卒業研究の方向性を定めたきっかけとなった実習だったので、特に印象に残っています。データからその意味を読み解き、客観的に論述するという研究手法を初めて経験する、とても有意義な実習でした。また、ゼミの活動では自分が被験者となり、身体にマーカーを貼って動きを測定・解析する実験を行った時のこともよく覚えています。

心理学部 心理学科

1年次の必修科目『心理学実験演習(1)・(2)(2018年度生より『心理学実験(1)・(2)』)』は、毎回レポート提出の準備に追われていた印象が強いのですが、心理学研究の基礎となるさまざまな実験法を学び、心理学を学び進めていく上でとても有意義な講義でした。神経・行動心理分野の選択科目『生理心理学(2018年度生より『生理心理学(神経・生理心理学)』)』も印象に残っている講義です。理系分野に苦手意識があり、初めは講義の内容を理解することに苦労しましたが、努力を重ねることで少しずつ理解が深まっていき、試験でも良い評価を得ることができました。化学分野への興味も深まり、視野が大きく広がった感覚をいまでも覚えています。

国際教育インスティテュート 国際教養コース チネン レイ 明優さん

『Advanced Mathematical Methods for the Social Sciences』の授業を履修した際に、担当の先生や一緒に授業を受けた仲間が親身になって自分が分からない内容を教えてくれたことです。先生からは毎週授業後に、課題で難しかった問題や、分からなかった問題を丁寧に解説していただきました。クラスに一人でも理解ができない人がいた場合、その人を助けようと先生や他の学生も一緒になって説明していたことがとても印象に残っています。ILAでの少人数授業だからこそ可能な事だと思います。

国際教育インスティテュート 国際専修コース 安野伊万里さん

言語人類学を学ぶ『Social Foundations of Language』では、エスノグラフィーという調査手法を用いて、他国籍のグループメンバーと独自の新言語を考案しました。文法や文字表記、非言語的コミュニケーションを考えることで、言語の成立にまつわる人間の行動を理解できて楽しかったです。教育人類学を学ぶ『Social Foundations of Education』では、各国の教育に対する考え方の違いや教育格差を解明する上で、人類学の視点が重要な役割を果たすことを知りました。また、中東地域の政治を中心に学んだ『Comparative Politics』も印象に残っています。特にパレスチナ問題を扱った際には、クラスにアラブ地域とイスラエル出身の学生がいる中で、ガザ地区出身のゲスト講師の話を聞く貴重な機会に恵まれ、問題の根深さを痛感しました。