55

同志社大学生のリアル。
全学部・全学科の声を集めました。

理工学部 数理システム学科

平田将規さん

01

Q. 大学で打ち込んでいること、将来の夢は?

A.

離散数理研究室で「Max-Plus代数」という方程式の研究に熱中しています。これまでまったく知らなかった分野なので、何もかもが新鮮で、考えることがとても楽しいです。同じ連立方程式でも、中学校や高校で扱ってきたものと「Max-Plus代数」におけるものとでは解き方が大きく異なり、数学の奥深さを感じています。将来は数理システム学科で学んだ数学の面白さ、考えることの楽しさを伝える仕事に携わりたいと考えています。目標に近づくために、卒業研究と並行して高校生に数学の面白さを伝え、数学嫌いを克服する特別講座でアルバイトをしています。自分が楽しむ気持ちを忘れず、数学の面白さを広く伝えられるようになりたいです。

02

Q. 学部はどうやって選びましたか?

A.

数学について専門的に学んだ上で、中学・高校の教員免許が取得できるからです。高校生の頃から、将来は数学を教える職業に就きたいと思っていたので、教員免許が取得できることは進路選択で絶対に外せない要素でした。他大学の教育学部も選択肢のひとつとして検討しましたが、より専門的な知識を持っている方が教え方の幅が広がると考え理工学部数理システム学科に決めました。プログラミングなど情報処理に関する分野まで幅広く学べることも決め手になりました。実際に数学的な論理思考について学び、数学が日常生活のどこで応用されているのかにも理解を深められたので、自分の選択は間違っていなかったと感じています。

03

Q. 印象に残っている授業はなんですか?

A.

1年次の時に受講した『解析学Ⅰ・Ⅱ』で、初めて本格的な「証明」に触れたことが印象に残っています。高校までに学んできた数学を一つひとつ厳密に「証明」していくことはとても難解で、初めはまったく理解できませんでした。しかし、繰り返し取り組むことでパズルのピースが埋まっていくようにすべてが繋がる瞬間があり、改めて数学を好きになりました。また、研究室を決めるきっかけにもなった2年次の『離散数理』では、「グラフ理論」や「Min-Plus代数」など、自分の中にある「数学」の範疇を越えた新しい分野に出会い、新鮮な気持ちで学びを進めることができました。

04

Q. 同志社大学生ってどんな人?

A.

学びに対して貪欲で、「解らないことを、解らないままにしない」という雰囲気があると感じます。数理システム学科には、講義で理解しきれなかったことを学生同士で教え合ったり、一冊のテキストを輪読したりする「自主ゼミ」があり、理解を深める助けになっています。この「自主ゼミ」の存在も、同志社大学の学生の学びに対する意欲の表れだと思っています。また、学業に限らず何かに熱中している人が多く、私の周りにもスポーツやゲームなど趣味を極めている人がたくさんいます。

05

Q. あなたにとっての同志社大学ってどんなところ?

A.

いろいろなことを吸収でき、成長を実感できる場所です。同志社大学で出会うものや知ることは常に新鮮で、日々多くの刺激を受けています。発見や気づきを「自主ゼミ」を通して自分の知識として吸収することで、絶えず成長することができるのだと思っています。充実した施設・設備のもとで、十人十色の個性を持ち、志を同じくする仲間と競い合い、支え合う中で成長できることが同志社大学の魅力です。

other interviews 他の学部生のインタビューはこちら

PAGE TOP