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同志社大学生のリアル。
全学部・全学科の声を集めました。

理工学部 化学システム創成工学科

井上侑香さん

01

Q. 大学で打ち込んでいること、将来の夢は?

A.

分子化学工学研究室に所属しており、細胞膜と同じ構造を持つベシクルの研究を行っています。ベシクルは短時間で作製できるため実験効率が高く、生命科学分野で有用な知見を得ることが期待されています。研究室には生体系以外にも、無機物の合成、無機・有機物の運動などさまざまなテーマを扱うグループがあるほか、他の研究室が扱うテーマも多彩で、マテリアルデザイン、化学反応を用いた運動プロセスなど、幅広く化学を学び興味のある専門分野を絞ることができます。将来は化粧品や製薬、繊維メーカーの研究職に就いて、商品の開発に関わりたいと思っています。

02

Q. 学部はどうやって選びましたか?

A.

医薬品や化粧品、繊維に関する研究がしたかったからです。友人にアレルギーやアトピーに悩む人がいて、患部の治療と皮膚の保護が同時に行える薬用ファンデーションのような商品を開発したいと思い、マテリアルデザインなどを詳しく学ぶことができると考え、理工学部化学システム創成工学科を志望しました。入学後は化学や工学の基礎分野と、2分野を融合した化学工学分野を学び、幅広い知識を身につけることができました。なかでも、実験室レベルで存在する技術をスケールアップして、生産プロセスを組み商品化する “橋渡し役”となる化学工学を学べたことで、入学前の目標に近づけていると実感しています。

03

Q. 印象に残っている授業はなんですか?

A.

1年次秋学期と2年次春学期に受講した『化学工学量論演習Ⅰ・Ⅱ』は、毎回の演習量が多く小テストが毎週実施され、ついていくだけで必死でした。しかし、化学工学の量論的概念が身についたことで、他の専門科目の理解がよりスムーズになりました。1年次から3年次まで受講した『物理実験』『基礎科学実験Ⅰ・Ⅱ』『化学システム工学実験Ⅰ・Ⅱ』での実験実習では、基礎的な実験操作やデータの整理と、化学的な考察の方法を身につけることができました。必修科目の講義で学んだ内容を実験で確認する作業は、座学で学んだことの復習にもなり、より深い理解に繋がったことを覚えています。また、1年ごとに実験グループが変わるため、それまでは話す機会がなかった新しい友人を作るきっかけになりました。

04

Q. 同志社大学生ってどんな人?

A.

化学システム創成工学科の学生は、明るく真面目な人が多いです。試験前や提出課題がある時は、図書館などで閉館時間まで教え合い勉強していました。公園での交流会や、BBQをするなど、学科全体で仲が良いのも化学システム創成工学科の特徴です。また、多くの学生が1〜2つのサークルに所属して積極的に活動しています。私は茶道サークルに所属して、年に数回お茶会を主催しました。お点前の稽古のほか、茶室・抹茶・菓子の手配、招待状の送付などさまざまな業務を一人ひとりが責任感を持って担当し、毎回大きなミスもなく開催できました。サークルで出会う友人は専攻が異なることも多いので、普段は触れることのない知識を得られるところも魅力です。

05

Q. あなたにとっての同志社大学って
どんなところ?

A.

自ら成長できる場が、たくさん用意されている大学です。私は学生生活を通じて、できるだけたくさんの英語に触れることを目標に、国際交流ができる授業や大学主催のイベントに参加してきました。留学生と一緒に禅や日本文学を学ぶ講義を受講し、韓国人留学生とは週1度の日本語会話練習。また、日本人学生と外国人留学生との共修プログラムを通して、大学院修士課程の留学生と工学的な視点から西陣織を学ぶイベントを開催するなど、入学時の目標通りの活動ができたと思います。英語も上達して仲の良い外国の友人ができ、初めてのことに対して臆病だった性格も、「とりあえず挑戦してみよう!」とポジティブになりました。

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