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同志社大学生のリアル。
全学部・全学科の声を集めました。

法学部 政治学科

谷 崚登さん

01

Q. 大学で打ち込んでいること、将来の夢は?

A.

政治学とボート競技です。所属している政治学科では、政治の過程を統計学的・科学的な手法を用いて分析する「政治過程論」を学んでおり、2009年の政権交代について、それ以前の選挙データを分析することで、「政権交代が起きる可能性を見出せなかったのか」という研究に打ち込んでいます。また、私はボート部にも所属しており、「日本一」という目標に向けて日々練習を積んでいます。将来の夢はスポーツ報道に携わること。大会の成立過程や選手の出場過程など、スポーツにはさまざまな物語が存在します。単に結果だけを伝えるのではなく、自分のスポーツ経験と照らし合わせることで、競技を取り巻く事実を客観的に伝えることができればと考えています。

02

Q. 学部はどうやって選びましたか?

A.

高校生の時は「政治」というワードに対して漠然としたイメージしかなく、社会に出る前に、自分なりに具現化したいと思っていました。テレビや新聞の報道では、なぜ政治の大きな動きを読み取ることができないのか。その理由を理解しているかどうかによって、社会に出た時の物事の見方が変わるのではないかと考え、大局的に「政治」というものを分析したいと思い法学部政治学科を志望しました。当初は政策学部への進学も検討しましたが、政策学部が法律や政令、条例など細部を研究対象とする一方、法学部政治学科では国際関係や政治過程など、より大きな分野を研究対象にするため、「大局的に政治を捉えたい」という理由で法学部政治学科を選択しました。

03

Q. 印象に残っている授業はなんですか?

A.

所属する森裕城先生のゼミで、「政治過程論」の中の「非決定権力」という概念に触れたことが印象に残っています。「非決定権力」とは、争点化されるべき問題を政策決定から排除する権力のことで、私が高校生の時に疑問を感じたマスメディアの報道姿勢とリンクしたことがその理由です。これまでとは違った角度で物を見ることの大切さ、教授の言葉を借りれば「レンズを通して見る」ことの重要性を実感することができた瞬間でした。社会に出た後も、事象を鵜呑みにするのではなく、レンズを通して多角的な視点から観察していきたいと思います。

04

Q. 同志社大学生ってどんな人?

A.

個性と社交性に長けた人が多い印象です。 例えば研究活動では十人の学生から十通り、あるいはそれ以上の意見が出され、話し合いを通じて内容を昇華させていきます。一人ひとりの「個性」が「社交性」によって昇華されていくプロセスは、同志社大学の学生でなければ味わえない魅力ではないかと感じます。ボート競技においても、練習メニューの組み立てから試合での戦術決定まで、一人ひとりが意見を持ち寄り最善の選択をしていきます。ミーティングの場で、頭をフル回転させることを楽しめる人が集まっているように感じます。

05

Q. あなたにとっての同志社大学って
どんなところ?

A.

自由な場所です。中学や高校と比較して、大学は自由に学問に専念することができる教育機関とされていますが、とりわけ同志社大学はその度合いが高いと感じます。法学部政治学科では、2年次に「国際関係」、「現代政治」、「歴史・思想」の3コースから自由に専攻を選択することが可能です。また、各コース専門の先生が指導するゼミも自由に選択でき、私が所属するゼミでは研究課題も自由に決定することができます。私にとって同志社大学とは、そのような自由な学風のもと、将来を自分自身で選択していくという責任感が芽生え、日々充実した学生生活を送れる場所です。

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