Q. 大学で打ち込んでいること、将来の夢は?
現代フランスの哲学者であるレヴィナスの哲学を中心に、哲学の学習に力を注いでいます。現代の哲学は膨大な哲学史の上に成立しているため、レヴィナス哲学の理解と並行して、古代から現代に至る哲学史の流れを理解することにも努めており、将来は研究者になることを視野に入れています。レヴィナスの哲学を通して全体性に回収され得ない存在として人間を捉えること、そのことを前提として、存在そのものについて問うことを目的としていますが、存在についての議論は常に全体性を伴うため、全体性に回収されない存在としての人間と存在そのものを両立することは至難の業です。この問題を乗り越え、新たな普遍性としての存在そのものを構築する試みに取り組みたいと考えています。