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同志社大学生のリアル。
全学部・全学科の声を集めました。

社会学部 教育文化学科

森 のの子さん

01

Q. 大学で打ち込んでいること、将来の夢は?

A.

1年次からNGO団体の協力のもと、外国にルーツを持つ子どもたちの支援活動を続けています。子どもたちがありのままの姿でいられる居場所を作るため、週に一度の学習会のほか、さまざまなイベントを企画してきました。子どもたちの笑顔が大きな原動力になっています。また、教育の視点から地球環境に向きあうゼミ活動では、子ども時代の自然との関わりが環境への姿勢を決定づけると考え、京都で有機農業をされている方とともに、子どもを中心に多様な世代が交わるコミュニティガーデンの運営に取り組んでいます。大学での学びを活かし、将来は社会の中の声なき声に耳を傾けて寄り添い、行動できる人として世界平和の実現に貢献したいと思っています。

02

Q. 学部はどうやって選びましたか?

A.

私は幼い頃から国際的な活動に携わり、高校時代には10カ月のアイスランド留学を経験しました。多様な文化的背景や価値観を持つ人との出会いを通して、異文化理解において大切なことは、互いの違いを尊重し共通点に目を向けることだと知り、国籍や言葉、宗教の違いを超えて人が共生するためには、何が必要なのかを学びたいと思うようになりました。社会学部教育文化学科を志望した理由は、人間形成に関わるすべてのものを教育と捉え、幅広い視野で学ぶことができると考えたからです。国際社会の諸課題について、文化や歴史、宗教などの面から多角的に考えられる点にも強く惹かれました。入学以来、教育文化学科を選択して本当に良かったと感じています。

03

Q. 印象に残っている授業はなんですか?

A.

教育文化学科には体験によって学びを深めていくEBL(Experience Based Learning)科目があり、私は『異文化体験実習』でカナダを訪ね、日系カナダ人のコミュニティにおける言語や文化継承について調査しました。また『冒険教育実習』では、琵琶湖を自転車で一周するキャンプや、「30時間、1000円、スマホなし」という条件下で、いかにキャンパスから遠くまで行けるかを競う企画に挑戦しました。このような経験を通して、自分のコンフォートゾーンを出ることで見える世界があること、一歩を踏み出す勇気が社会を前進させてきたことを学びました。学生一人ひとりの興味・関心を受け止め、自由な学びのスタイルを大切にする姿勢は、教育文化学科ならではのものだと感じます。

04

Q. 同志社大学生ってどんな人?

A.

それぞれが豊かな個性を持っていて、ひと言で表現することができません。私はいま、学生寮でさまざまな学部・学科の学生と共同生活を送っていますが、大学生活や寮生活で日々感じるのは、学生一人ひとりが建学の精神の一つでもある「自由」を大切にしていることです。「自由」とは責任を持って行動することであり、ルールに縛られたり、人の意見に流されたりすることなく、自ら考え真理を追究することで生まれるものだと私は考えています。同志社大学の魅力である自由な学風は、そのような学生一人ひとりの思いや行動によって、140年以上にわたり受け継がれてきたのだと思います。

05

Q. あなたにとっての同志社大学って
どんなところ?

A.

夢を後押しする挑戦への扉です。同志社大学で素晴らしい先生や友人と出会い、ともに学びを深める中で、私の視野は大きく広がりました。自分が知らなかった世界を見せてくれる大学生活は本当に刺激的で、日々、知的好奇心を掻き立てられます。広い世界への扉である一方で、同志社大学は安心して帰ってくることができる場所でもあります。新町キャンパスの渡り廊下には、創立者である新島襄先生の「諸君ヨ、人一人ハ大切ナリ」という言葉が刻まれています。この言葉を目にするたび、「良心教育」を軸とする同志社大学で学生生活を送っていることに大きな幸せを感じます。卒業後も、自分にとって原点となる大切な場所であり続けると確信しています。

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