55

同志社大学生のリアル。
全学部・全学科の声を集めました。

理工学部 環境システム学科

川嶋渉造さん

01

Q. 大学で打ち込んでいること、将来の夢は?

A.

卒業研究として奈良盆地東縁断層帯の活断層分布の調査に打ち込んでいます。具体的には、地中レーダ探査や航空レーザ測量による観測データを用いて、地上と地下極浅部の断層の位置を調べています。将来は活断層や地震予測に携わる研究者になりたいと考えています。きっかけは幼い頃に起こった二つの地震でした。一つ目は、小学校入学前に経験した福岡県西方沖地震です。震度5から6の強い揺れを経験し、子ども心に地震はとても怖いものだという認識を植えつけられました。二つ目は、東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震です。連日の災害に関する報道を見て、将来は地震災害の抑止や軽減に貢献できる仕事をしたいと思うようになりました。

02

Q. 学部はどうやって選びましたか?

A.

環境システム学科では、生物・化学・物理・地学すべてを学ぶことができるためです。中学生の頃は、機械系学科で災害救助ロボットを開発したいと考えていました。高校生になると固体地球への興味が高まり、地球科学を学ぶために理工学部環境システム学科への進学を志望するようになりました。当時は生態系の保全や化学系の材料開発にも興味があり、どの分野を専門にすべきか決めかねていたので、多分野を広く学べる環境システム学科はとても魅力的でした。また、これと同時期に地学系の研究志望者が減っていることを聞き、人材が不足する地学系への進学を視野に入れていたことも現在につながっているのかもしれません。

03

Q. 印象に残っている授業はなんですか?

A.

『環境システム基礎実験A~C』、『環境システム応用実験A・B』と『地球科学Ⅰ・Ⅱ』、『地球環境科学Ⅰ』は、知識を修得するだけではなく、今後の人生に役立つ能力を養うことができました。『環境システム基礎実験A~C』、『環境システム応用実験A・B』では、生物・化学・物理の実験や地学の実習、レポートの作成を通じて、科学的な考え方や誤解なく意図を伝える文章の書き方を学びました。また、図書館で本を借りて自ら学び、観察された現象や測定結果を検討した経験は、現在の研究にも生かされています。3セメスター間に亘って受講した『地球科学Ⅰ・Ⅱ』、『地球環境科学Ⅰ』では、英語の教科書を1年半かけて読み切ったことで、専門的な英語の文書を読む能力が身につきました。さらに、海外へ視野が広がり人生の選択肢が増えたように感じています。

04

Q. 同志社大学生ってどんな人?

A.

ひと言で表すと、なにかしら“尖った”部分を持っている人が多いと思います。多種多様で個性的な人が多く、同時に他人の個性を受け入れることができます。また、自由・自治・自立の精神のもと、何事も楽しめる人が多い印象があります。私の友人にも良識がありつつも発想が面白い人や、独特の趣味を持っている人が何人もいて、一緒にいて飽きることがありません。学業の面では要領の良い人が多く、大学の課題をしっかりとこなしつつ自分の時間を作り、アルバイトや趣味に没頭している人がたくさんいます。見習いたいと思うことが多々あり、自分の成長にもつながっていると思います。

05

Q. あなたにとっての同志社大学って
どんなところ?

A.

私は中学から同志社大学の法人内の学校に通っており、「第二の家」のような場所だと感じています。「良心教育」を柱とする同志社大学での学びは、学問的にだけではなく、人間的にも自分を大きく成長させてくれました。得がたい友人と出会い、ともに楽しみ、ともに努力をした経験が現在の自分を形作っています。科学を幅広く学ぶ環境システム学科は特に多様な興味を持った人が集まっており、違いを受け入れる同志社大学の学風がより色濃く感じられる場所です。環境システム学科での大学生活は、将来の展望のみならず日常生活における視野も広げてくれます。良心にあふれた人が集う同志社大学の美しいキャンパスは、4年間の学びの場として最高の環境だと思います。

other interviews 他の学部生のインタビューはこちら

PAGE TOP