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同志社大学生のリアル。
全学部・全学科の声を集めました。

理工学部 電気工学科

加藤央睦さん

01

Q. 大学で打ち込んでいること、将来の夢は?

A.

電力系統解析研究室での卒業研究として、電気自動車バッテリーの劣化診断装置の開発をしています。装置開発は実行したい動作を考え、それに伴う回路設計とプログラムを作製していきます。一つひとつの回路の動作を確認しながら装置全体を作製していくため、とても時間がかかりますが、失敗と修正を繰り返し、思い通りの結果を得られた時の達成感は言葉では言い表せません。将来は、研究内容を生かした電気自動車バッテリーや蓄電システムといった蓄電池運用の開発業務のほか、人と関わることが好きなので、人事業務にも興味を持っています。

02

Q. 学部はどうやって選びましたか?

A.

理由は3つあります。1つ目は数学と物理が好きで、その知識が生かせる学部だと考えたことです。特に社会に不可欠な存在である電気を学ぶことは必ず将来に生きると思い、就職実績が素晴らしい点にも注目していました。2つ目は京田辺キャンパスを見学した時に、自然豊かで落ち着いた雰囲気があり、とても過ごしやすそうな場所だと感じたことです。3つ目は数学の教員免許が取れることです。高校時代は、数学や物理の知識を生かせる職業に就くか、数学教師になりたいと考えていたので、どちらの道にも進めることが魅力でした。現在は、大学で学んだ電気の知識を生かした仕事がしたいと考えており、理工学部電気工学科を選んだことに後悔はありません。

03

Q. 印象に残っている授業はなんですか?

A.

1〜3年次の春・秋学期に受講した『電気工学実験Ⅰ・Ⅱ』などの実験科目です。1年次には実験器具の使い方など基礎的なことを学び、学年が上がるにつれてより専門的な内容となり、電気工学に必要な知識と技術を学ぶことができました。思い通りに実験が進まないことも多く、メンバーと原因を考え、先生にアドバイスをもらいながら、必死に取り組んだことをよく覚えています。実験後のレポートでは考察に力を入れていました。なぜその結果になったのか、条件を変えるとどう変化するのかなど、思考を巡らせて考察することで理解や知識が深まり、技術が向上しました。講義で得た知識を実験で確認することで、本当の理解につながることを『電気工学実験Ⅰ・Ⅱ』をはじめとした実験科目で学びました。

04

Q. 同志社大学生ってどんな人?

A.

学部の友人は全力で遊び全力で勉強する、切り替えの上手な人が多かったです。試験前日には、よく私の家で勉強会を開き、翌朝一緒に大学に向かっていたことを思い出します。仲間意識が強く、「皆で試験を乗り越えよう」という思いで取り組み、試験が終わった後は必ず「お疲れ様会」を開いて楽しい時間を過ごしました。また、私は「天文同好会」というサークルに4年間所属し、3年次の時は会長をしていました。個性豊かで仲間想いのメンバーが集まった居心地の良いサークルで、活動計画やサークル運営などさまざまな場面で支えてもらいました。

05

Q. あなたにとっての同志社大学って
どんなところ?

A.

同志社大学は私にとって、人生を変えてくれた場所です。同じ志を持った学部の仲間や、まったく違う考え方をする友人と出会い、今後の人生についてじっくりと考えられた4年間でした。レベルの高い学生と切磋琢磨できる環境の中で、自分の長所や弱点を再認識できたことが、大学院進学を決意するきっかけになりました。また、先生や企業の方など人生の先輩からさまざまな話を聞けたことも、卒業後の方向性を探究する助けとなりました。新たな一歩を踏み出すための、素晴らしい環境が整っていた同志社大学での経験は、社会に出た時に必ず生かされると確信しています。

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