機械システム
工学科
DEPARTMENT OF MECHANICAL
AND SYSTEMS ENGINEERING

ものづくりを原点に、
最先端の生産システムと素材技術を世界に発信

学科の特色

機械システム工学科では、ものづくりを原点に、現代の最先端技術の担い手として産業の周辺に広がるさまざまな機械・機器を設計・開発できる人材の育成を目指しています。本学科では、自動車、航空機、建設機械などの身近にある機械をはじめ、これらをつくり出すための機械、たとえば工作機械やロボットなどを対象に学びます。ものづくりに関わる基礎学問を中心に、高い機能を有する先端材料・環境にやさしい素材、構造物の強度設計の基礎となる構造解析技術、インテリジェント化を実現する生産システム、振動と制御技術などを学び、活用する能力を習得します。
本学科は、材料、熱・流体、生産・システム・制御の3つの研究分野から構成され、相互に連携を取り合いながら、研究活動を実施しています。材料分野では、環境にやさしい材料の開発や材料にかかる力の測定、摩擦による影響などを研究しています。たとえば金属材料のミクロな構造を制御して、高強度で耐食性の良い材料を開発しています。また、生産・システム・制御分野では、工場の自動化のための生産機械、双腕ロボットの制御や人とロボットの協調制御、アシスト装置などの福祉機器などを研究しています。

カリキュラム

●機械システム工学科ではグレード制を導入しており上記の履修年次は標準的な配当年次です。
●卒業論文Ⅰ、Ⅱは研究室に所属し、テーマに従った研究実験を行い、論文としてまとめます。機械理工学科と共同運営されています。
上記科目のほかに、全学共通教養教育科目や、他学部科目などから選択して履修を行います。

卒業論文テーマ例

  • 熱溶解積層方式3Dプリンタにおける連続炭素繊維強化フィラメントの含浸状態が成形品強度に及ぼす影響
  • 金属Vベルト式無段変速機(CVT)のベルト半径方向滑り損失に及ぼすベルト平行ミスアライメントの影響
  • 射出成形における可塑化工程での樹脂の溶融状態について
  • 異方性グラファイトシートを用いた放熱フィンの性能検証
  • 直噴式マルチホールインジェクタにおける噴霧の分裂形態の解明
  • 慣性センサを用いたロボット遠隔教示システムの評価
  • 搬送経路内への交通システム機構の導入による不定期な搬送物搬送中のAGV干渉と総不効用指数を用いた搬送効率の検討

同学部の学科