電子工学科
広範な領域をカバーし、
IT最先端で活躍する人材を育成
学科の特色
電子工学は、通信や情報処理に「信号」などとして活用される電気を扱う学問です。情報通信時代と呼ばれる今日、各種通信網から各種電子家電まで、電子工学技術の応用範囲は社会と生活の全般に広がっています。
電子工学には、情報の信号化、通信媒体、通信の手段となる情報通信機器といったように「情報の伝達」をテーマとする「情報通信」と、ICやLSIなど情報通信機器に不可欠な電子材料をテーマとする「光・電子デバイス」の2つの分野があります。これらの高度なコンビネーションのおかげで、電子工業は国際的な基幹産業として目覚ましい発展を遂げていますが、技術革新のスピードは速く、基礎知識や技術の修得に加えて、技術環境や産業ニーズの変化に即応できるフレキシブルな発想が必要です。そこで最先端で活躍する研究者や、電子工業界のトップ開発者による特別講義により、この分野のダイナミズムを実感しながら、開発者に求められる発想力を養います。
このようにして、電子工学に関する基本的知識と、応用・展開できる幅広い知識を持ち、社会の新たなニーズを的確に捉えることのできる能力を身につけた人材を輩出しています。
カリキュラム
上記科目のほかに、全学共通教養教育科目や、他学部科目などから選択して履修を行います。
卒業論文テーマ例
- 帯域内全二重通信におけるブラインド自己干渉キャンセラに関する研究
- 酸化チタンナノチューブ薄膜を用いた色素増感型太陽電池の作製と評価に関する研究
- リフレクトアレー広帯域化のための任意形状共振素子のGA最適化設計法に関する研究
- ミスト法による有機発光材料の成膜条件の最適化の検討
- 光ビート法による高周波発生における光パルス圧縮を用いた出力の増大
- 希土類錯体を用いた発光性ポリマーの作製と光物性評価
- 2.45 GHz ECR水素負イオン源のプラズマ診断