文化史学科DEPARTMENT OF CULTURAL HISTORY

人間の営みを歴史から理解し、
未来の文化を創造する力を育てる

学科の特色

文化史学科は、政治・外交、経済・産業、宗教、芸術、さらには、家族や日常生活に至るまで、人間のあらゆる活動領域を「広義の文化」として捉え、その歴史を多面的かつ有機的に把握することを目指します。
文化史学科の学びでは、自分で歴史上の課題を見つけ、文献や史料を読んで問題を解決していくことが大切になります。そのため、学びを進めるにつれ、多様な情報を収集・整理・分析する能力が身につきます。さらに、日本史・西洋史・東洋史・考古学・地理学など幅広い分野を学ぶことで視野が広がり、ものごとを歴史的視座から考える力を体得することが可能です。
学びの舞台となる今出川キャンパスは、京都御所と相国寺との間に位置し、重要文化財が立ち並ぶ歴史博物館の趣さえある、文化史を学ぶにはこれ以上ない恵まれた環境です。また、本学科は世界各地の名門大学との交換留学制度が整備されており、興味を持った海外の大学で勉強できる機会を得られるほか、短期間の海外フィールドワークと日本での講義を組み合わせた科目も展開しています。

カリキュラム

上記科目のほかに、全学共通教養教育科目や、他学部科目などから選択して履修を行います。

卒業論文テーマ例

  • 平安京陶硯考-風字硯を中心に-
  • 東アジアにおける玄蕃寮の成立-日中仏教統制の比較-
  • 戦国期における中小国衆の存在形態-上野国衆富岡氏を事例として-
  • 地方儒医の医療観と良医像-信州高島藩井手家史料を手がかりに-
  • 弘化四年善光寺地震における被害実態の復元
  • アッタロス朝ペルガモン王国の支配のイデオロギーと小アジア諸都市による受容
  • エリザベス治世期の中央と地方の関係について-治安判事制度の実情から-
  • 15世紀後半・16世紀前半モロッコにおける王朝と聖者
  • 18世紀末の雲南における漢人移民と非漢人社会
  • 「原爆乙女プロジェクト」と米メディア-報道の背景と政府の思惑-

同学部の学科