tag find# 学部の選び方

先輩はどのように自分の学部を選んだのでしょうか?

神学部 神学科 前門戸 敦さん

きっかけとなったのは賛美歌です。幼い頃からキリスト教主義学校に通っていたため、賛美歌に触れる機会が多く、その経験から宗教に興味を持つようになりました。そして大学では、キリスト教と深い関係にある他の宗教も学びたいと考え、神学部を選択しました。イスラームやユダヤ教について学ぶことができる環境は決して多くないため、自分の視野を広げ、教養を高める大きなチャンスだと思いました。学部全体が少人数で、先生方や先輩方と密接につながることができるアットホームな雰囲気も魅力でした。

文学部 英文学科 金山侑香里さん

高校時代に得意科目だった英語の力をさらに向上させ、英語教育についても知見を深めたいと考えたからです。グローバル・コミュニケーション学部やグローバル地域文化学部も検討しましたが、オープンキャンパスで在学生との交流会に参加し、文学部英文学科の先輩から英語教育学を専門とする複数の教授がいること、学習者のモチベーションや語彙学習の効果的な方法について学べることを聞き、「ここでなら充実した4年間を過ごすことができるのでは」と思ったことが決め手となりました。実際に入学してからは、「読む」、「聞く」、「書く」、「話す」の英語の4技能を伸ばしつつ、言語習得に必要な要素や理論について学ぶことができているので、英文学科を選んで良かったと感じています。

文学部 哲学科 河嶋瑞貴さん

高校時代に読んだマックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』に感銘を受け、社会を支える思想、特に政治思想に興味を持ちました。一方で、新聞やニュースを通して、多くの民主主義国家が政治的な困難を抱えていることを知り、その解決策となる新たな選挙制度の考察を目指して政治学科を志望していました。ところがある時、現在の世界が抱える問題の原因は、制度や国家にあるのではなく、それらを支える人間の考え方そのものにあるのではないかと思い、人間の思考の根底にあるものを問うために文学部哲学科を選択しました。

文学部 美学芸術学科 園田葉月さん

美術史を学びたいという強い気持ちに加え、「情報との向き合い方」を熟考できる場所だと考えたからです。情報収集ツールとして生活に不可欠なインターネットですが、私はその利便性と同時に、得られる情報が断片的なものではないかとの疑念を持ち、物事を体系的に理解する上で書物の重要性を感じていました。文学部の学びは、文献を読むことから始まります。表面的な情報を拾うのではなく、批判的な視点を持って、注意深く文章を読み解くスキルが磨かれることも、文学部美学芸術学科を志望した理由のひとつです。また、集めた情報をもとに、自分の思考を文章にする機会に最も恵まれた学部である点にも魅力を感じました。

文学部 文化史学科 金子龍真さん

幼い頃から歴史が好きで、高校でも日本史が最も好きな科目だったため、他学部と比較検討することもありませんでした。ただ、歴史を学ぶことができれば、どの大学でも良かったというわけではありません。大学では日本の美術作品や建物などを題材にした研究活動を行いたいと考えていたので、数多くの文化財があり、平安時代から江戸時代まで都が置かれ、長く歴史の表舞台であった京都の地で、歴史を学びたいという気持ちを強く持っていました。京都で歴史を学べる大学に焦点を絞った結果、文学部文化史学科を選びました。

文学部 国文学科 西井萌栞さん

高校の授業で『源氏物語』を読んだことがきっかけです。読み進めるうちに物語の世界観に魅力を感じ、和歌に使われる言葉の美しさや登場人物の描写などについて研究したいと思い文学部を志望しました。また、高校時代に海外での2週間の語学研修に参加するなど、語学力向上に力を注いでいたこともあり、グローバル・コミュニケーション学部やグローバル地域文化学部への進学も視野に入れていました。しかし、ホストファミリーや現地学生との交流の中で、日本の文化を上手く説明することができず戸惑ってしまうという経験をしたことから、異文化交流における自国の文化を学ぶことの重要性に気づき、日本文化を学べる文学部国文学科に入りたいと思うようになりました。

社会学部 社会学科 小松夕夏さん

マスメディアが社会に与える影響について興味を持っていたため、社会学部メディア学科との選択に悩みましたが、説明会で聞いた話を参考にして社会学部社会学科を志望しました。カリキュラムや卒業生の卒業論文も幅広いテーマが扱われていることから、学びのテーマが明確に定まっていなかった高校生の私にとって、メディア以外にも幅広い内容に取り組める社会学部社会学科は最適だと思いました。社会学科の講義ではさまざまな社会問題を取り扱うため、日頃から新聞やニュースを見ることが求められます。また、同じゼミに所属していても、学生によって研究テーマはさまざまなので、自分の学びを追求できると思います。

社会学部 社会福祉学科 眞壁更紗さん

両親が介護施設を運営しているため、幼い頃から高齢者と接する機会が多くありました。中学生の時には、漠然と「福祉に携わる仕事をしたい」と思っていましたが、高校生の時に介護現場の問題点をリアルに描いた漫画と出会い、自分が思い描いていた世界との違いにショックを受けました。そして、「年齢を重ねても、認知症になったとしても、その人らしく生きるためのお手伝いをしたい」と感じたことが、社会学部社会福祉学科を志望するきっかけとなりました。福祉にまつわる問題は遠い世界の出来事ではなく、誰もが直面しうる身近な問題です。すべての人が「ふだんの暮らしのしあわせ」を実感できる社会を目指して、日々福祉の勉強に取り組んでいます。

社会学部 メディア学科

幼い頃からマンガなどのポップカルチャーが好きでした。作品が社会にどのような影響を与えているのか、今後どのような発展を遂げるのかを、専門的な視点から学びたいと思ったことが社会学部メディア学科を志望した理由です。また、メディアとの関わりを学ぶことは、現代社会を生きる上で必要不可欠であると考えたことも決め手の一つになりました。

社会学部 産業関係学科 土井悠平さん

大学受験の際には、卒業後の人生について考える知見を持っていませんでした。まずは社会や世の中のことを知ることから始めようと考え、俯瞰的な視野を身につけることができる社会学部を志望しました。実際に入学してみて、1年次に経済や経営、社会問題などを幅広く学ぶことができ、想像していた学習ができたと思います。また、私が所属する社会学部産業関係学科には、「働くとはどういうことか」という労働の在り方を考える講義が多く、将来のワークライフ設計の根幹になる学びができているので、産業関係学科を選択して良かったと思っています。

社会学部 教育文化学科 森 のの子さん

私は幼い頃から国際的な活動に携わり、高校時代には10カ月のアイスランド留学を経験しました。多様な文化的背景や価値観を持つ人との出会いを通して、異文化理解において大切なことは、互いの違いを尊重し共通点に目を向けることだと知り、国籍や言葉、宗教の違いを超えて人が共生するためには、何が必要なのかを学びたいと思うようになりました。社会学部教育文化学科を志望した理由は、人間形成に関わるすべてのものを教育と捉え、幅広い視野で学ぶことができると考えたからです。国際社会の諸課題について、文化や歴史、宗教などの面から多角的に考えられる点にも強く惹かれました。入学以来、教育文化学科を選択して本当に良かったと感じています。

法学部 法律学科 二藤 爽さん

もともと弁護士への憧れがあり、法学部に興味を持っていました。と同時に、幼少期からの読書習慣や、恩師の影響で国語教師にも興味があったので、文学部にも魅力を感じていました。進路相談イベントに参加した際には、その2学部に重点を置いて大学担当者の方といろいろな話をさせていただき、最終的に法学部に定めました。志望に至った理由として、法学は専門性が高く大学で専攻しなければ深く学ぶ機会がないと思ったことが挙げられます。加えて、法律学は法と社会の溝を埋めていくような作業で、人以外にその運用を代わることは決してできないと聞き、一層魅力的に感じたためです。

法学部 政治学科 谷 崚登さん

高校生の時は「政治」というワードに対して漠然としたイメージしかなく、社会に出る前に、自分なりに具現化したいと思っていました。テレビや新聞の報道では、なぜ政治の大きな動きを読み取ることができないのか。その理由を理解しているかどうかによって、社会に出た時の物事の見方が変わるのではないかと考え、大局的に「政治」というものを分析したいと思い法学部政治学科を志望しました。当初は政策学部への進学も検討しましたが、政策学部が法律や政令、条例など細部を研究対象とする一方、法学部政治学科では国際関係や政治過程など、より大きな分野を研究対象にするため、「大局的に政治を捉えたい」という理由で法学部政治学科を選択しました。

経済学部 経済学科 梶本小百合さん

志望理由は、卒業後の進路を幅広い選択肢の中から決められると考えたからです。入学前は将来の夢が定まっておらず、さまざまな学部を検討しました。経済学だけではなく哲学や歴史も好きだったので、文学部も視野に入れていましたが、大学案内で卒業生の進路を確認すると、より幅広い分野の職業に就いていたのが経済学部でした。経済学部では3年次生になると他学部の講義も受講することができ、私も入学前に興味を持っていた他学部の講義をいくつか受講しています。学部に縛られず、さまざまな分野に知識を広げられることは、総合大学ならでの魅力だと感じます。

商学部 商学科 中城毬恵さん

「人はどのような経緯で商品やサービスと接点を持ち、消費行動を行っているのか」ということに興味があり、企業と消費者を結びつけるビジネスの視点から、「人が行動を生み出す原理」について深く学びたいと考えたからです。商学部は、興味・関心に合わせて学びの内容を選択することができます。私は「フレックス複合コース」の「副専攻型パッケージ」を履修し、教育学など他の学問領域も学んでいますが、複数の関心領域を学べることにも魅力を感じました。また、第一線で活躍する学外の講師の講義など実践的なカリキュラムも充実しており、さまざまな角度から学びを深められると思い、商学部を志望しました。

政策学部 政策学科 細川瑞姫さん

学部選びをしていた高校生の時は、専門的に学びたい分野を一つに絞ることができませんでした。高校では英語が得意だったので文学部英文学科も検討しましたが、飽きっぽい性格の私に、英語漬けの4年間が合っているのか迷いを感じていました。一方、政策学部は経済学、法学、統計学、組織論などさまざまな分野を幅広く学ぶことができ、入学後に多分野の講義を受けながら自分の専門分野を定められることが魅力的で、志望を決めました。

グローバル地域文化学部 グローバル地域文化学科 酒井理紗さん

「人々の哀しみに感応しつつ世界の諸問題を研究し、希望ある共生社会を構想する」というグローバル地域文化学部が掲げる課題に共感したからです。高校での留学経験から語学や国際社会に関心があり、大学では国際系の学部に進むことを検討していました。そんな時、難民問題やイギリスのEU離脱に関する報道に接し、「なぜ人は他者と共生できないのか」と強く感じ、国際問題やその歴史的背景を研究したいと考えるようになりました。グローバル地域文化学部では、語学をツールとして世界の諸問題を地域の歴史や文化から理解し、多様な視点で多文化共生社会を考えます。自分が学びたいことと合致すると感じたため、グローバル地域文化学部を志望しました。

文化情報学部 文化情報学科 熊坂光紗さん

高校生の時に好きだった教科は国語と数学です。本を読むことも、数学の難しい問題を解くことができた時の楽しさも好きでした。文化情報学部を志望した理由は、文理融合型の学部であり、自分の好きなことを極められると考えたからです。また、学びの内容も多彩でたくさんの選択肢があるため、自分の未来が広がると思いました。

理工学部 インテリジェント情報工学科 市川智也さん

もともとコンピュータに興味があり、情報工学について深く学びたいと思っていました。理工学部インテリジェント情報工学科を選んだ理由は、数学の基礎から電気、通信、アルゴリズム、プログラミングといった情報工学の基礎を、幅広く学ぶことができると考えたからです。さまざまな分野を学ぶことで、自分の興味のある分野を見つけることもできます。私は講義を通じて自然言語処理や機械学習に興味を持ち、それが現在の研究テーマにつながっています。

理工学部 情報システムデザイン学科 堀 しのぶさん

高校時代は特に将来の夢もなく、大学生になった自分の姿もまったくイメージできていなかったと思います。大学受験の学部選びも「理系だから理工学部」と安直に決めました。そんな私が情報システムデザイン学科を志望した理由は、「自然科学系と社会科学系の科目をバランス良く組み込んだカリキュラムにより、広範な知識を身につけられるようになっています」という学科案内の一文に惹かれたからです。この学科に入れば、自分が熱中できる「何か」を見つけられるのではないかと思いました。また、漠然とではありますが、IT業界は働き方を柔軟に選択できる印象を持っていたので、自分に向いていると感じました。

理工学部 電気工学科 加藤央睦さん

理由は3つあります。1つ目は数学と物理が好きで、その知識が生かせる学部だと考えたことです。特に社会に不可欠な存在である電気を学ぶことは必ず将来に生きると思い、就職実績が素晴らしい点にも注目していました。2つ目は京田辺キャンパスを見学した時に、自然豊かで落ち着いた雰囲気があり、とても過ごしやすそうな場所だと感じたことです。3つ目は数学の教員免許が取れることです。高校時代は、数学や物理の知識を生かせる職業に就くか、数学教師になりたいと考えていたので、どちらの道にも進めることが魅力でした。現在は、大学で学んだ電気の知識を生かした仕事がしたいと考えており、理工学部電気工学科を選んだことに後悔はありません。

理工学部 電子工学科 橘 美里さん

中学生の時に、交通系ICカードを初めて持ったことがきっかけです。ICカードは一瞬かざすだけで改札を通過でき、路線図から料金を探して切符を買う手間を省くことや、ラッシュ時の混雑緩和にも貢献しています。そのことに感銘を受け、大学ではICカードの中枢技術である電子部品について学びたいと思い、理工学部電子工学科を志望しました。化学系の学科にも興味を持っていましたが、同志社大学はどの学部・学科に進んでも「行動次第で協同可能」であることが強みです。実際に、私が取り組んでいる有機発光材料の研究でも、機能分子・生命化学科の生体機能化学研究室の知識・技術をお借りしています。

理工学部 機械システム工学科 山田貫太さん

幼少期に時計の構造に興味を持ち、こっそりと分解・観察して組み立て直した結果、時間が1時間遅れていることに気づかず、翌日の学校に遅刻したことがあります。漫画のような話ですが、いま振り返ると、この時から物の構造や動作原理に対し好奇心が芽生えていたのだと思います。中学・高校と進むにつれて思考がより理論的になると、関心の対象が設計や開発へと移っていきました。学部選びでは「学問を理論的に学びたい」、「知識を生かしたものづくりがしたい」という2つの選択肢の間で悩みましたが、理学・工学が表裏一体で結びつき、ものづくりの基礎を学べる理工学部機械システム工学科なら、どちらの思いも叶えられると考え志望しました。

理工学部 機械理工学科 福生亜斗さん

自動車が好きという気持ちが明確だったので、それに関する研究ができる学部に進学しようと決めていました。さまざまな大学・学部を調べていく中で、同志社大学が学生フォーミュラプロジェクトの強豪校であることを知り、興味を持ちました。理工学部は他の大学にもありますが、同志社大学ではエンジンを含めた自動車に関する研究が活発に行われていたため、学生フォーミュラ活動をする上でも役に立つと思い進学先に決めました。また実習が多く、製図や実験など基本的なものだけではなく、自らものづくりを経験できる実習科目があったことも決め手のひとつになりました。

理工学部 機能分子・生命化学科 杣野智也さん

高校時代に学習した教科の中で、最も関心があったのが化学だったからです。理工学部機能分子・生命化学科では、暗記することよりも理解することに主眼を置いているため、無理なく学び進めることができました。また、化学はものづくりの基礎となり、さまざまな分野への応用が可能です。少しでも関心があれば、思い切って化学分野に飛び込んでみることをおすすめします。

理工学部 化学システム創成工学科 井上侑香さん

医薬品や化粧品、繊維に関する研究がしたかったからです。友人にアレルギーやアトピーに悩む人がいて、患部の治療と皮膚の保護が同時に行える薬用ファンデーションのような商品を開発したいと思い、マテリアルデザインなどを詳しく学ぶことができると考え、理工学部化学システム創成工学科を志望しました。入学後は化学や工学の基礎分野と、2分野を融合した化学工学分野を学び、幅広い知識を身につけることができました。なかでも、実験室レベルで存在する技術をスケールアップして、生産プロセスを組み商品化する “橋渡し役”となる化学工学を学べたことで、入学前の目標に近づけていると実感しています。

理工学部 環境システム学科 川嶋渉造さん

環境システム学科では、生物・化学・物理・地学すべてを学ぶことができるためです。中学生の頃は、機械系学科で災害救助ロボットを開発したいと考えていました。高校生になると固体地球への興味が高まり、地球科学を学ぶために理工学部環境システム学科への進学を志望するようになりました。当時は生態系の保全や化学系の材料開発にも興味があり、どの分野を専門にすべきか決めかねていたので、多分野を広く学べる環境システム学科はとても魅力的でした。また、これと同時期に地学系の研究志望者が減っていることを聞き、人材が不足する地学系への進学を視野に入れていたことも現在につながっているのかもしれません。

理工学部 数理システム学科 平田将規さん

数学について専門的に学んだ上で、中学・高校の教員免許が取得できるからです。高校生の頃から、将来は数学を教える職業に就きたいと思っていたので、教員免許が取得できることは進路選択で絶対に外せない要素でした。他大学の教育学部も選択肢のひとつとして検討しましたが、より専門的な知識を持っている方が教え方の幅が広がると考え理工学部数理システム学科に決めました。プログラミングなど情報処理に関する分野まで幅広く学べることも決め手になりました。実際に数学的な論理思考について学び、数学が日常生活のどこで応用されているのかにも理解を深められたので、自分の選択は間違っていなかったと感じています。

生命医科学部 医工学科

「これからは人とロボットの協調性が大切になる」と考えたことがきっかけです。ロボットの知識だけを学ぶのであれば、理工学部機械システム工学科でも良かったのかもしれません。しかし、日本では介護を必要とする人が増えており、全自動ロボットでは身体の機能を維持・促進することや、人の温もりを伝えることは難しいのではないかと疑問を感じ、医学と工学の融合分野を学べる生命医科学部医工学科を志望しました。実際に入学後は、ロボット開発に必要な知識は工学分野の講義で、人の動きや動作や行動原理に関わる知識は医学分野の講義で、学ぶことができました。このように、多分野を複合的に学べることは、生命医科学部医工学科の大きな特徴だと思います。

生命医科学部 医情報学科

大学院脳科学研究科の櫻井芳雄先生の著書『脳と機械をつないでみたら――BMIから見えてきた』を読み、脳について興味を持ったことがきっかけです。心理学部でも動物の行動を研究できるので悩みましたが、物理、生物、数学、プログラミングなど幅広く学べることに魅力を感じ、生命医科学部医情報学科を志望しました。大学で学び進めるうちに、音を聞いている時、何かを見ている時、体を動かしている時に、脳のどの部分が反応を示しているのかに興味が絞られてきました。今後は、音圧や周波数、対象物や動作を変えることで反応がどのように変化するのかを観察し、聴覚・視覚・身体に障がいを抱える人の生活に貢献できるような研究がしたいと考えています。

生命医科学部 医生命システム学科

最新の設備が整っており、基礎から最先端の知識まで、体系的に生命科学を学べると考えたからです。他大学の生物・生命科学系学部では、幅広く生物学を学んでから専攻を選ぶカリキュラムが多いのに対し、生命医科学部では対象を人間に絞り、科学技術と医学の両視点から人間の身体の仕組みを研究しています。私が所属する生命医科学部医生命システム学科は、各分野の最前線で研究活動を行っている先生から教えを受けることができる環境が整っていたことも魅力的に映りました。また、より理解しやすい学びのために、学生の意見を取り入れながらカリキュラムを再編するなど、先生と学生の距離が近く、進化を続ける学部であることも魅力の1つだと思っています。

スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科 宮﨑智宏さん

ランニングのバイオメカニクスを研究したかったからです。進学先としてスポーツ科学分野以外の選択肢は考えていませんでした。私はスポーツを「する」ことよりも、スポーツを「学ぶ」ことが好きで、特にシューズへの適応によるランニングのバイオメカニクスの変化に興味がありました。より深くスポーツ科学の知識を身につけたいと思い、スポーツ健康科学部を志望しました。

心理学部 心理学科

自分自身を含め、いつも身近に存在する「人」は、私にとって常に興味の対象でした。さまざまな角度から人間のこころを探究する心理学部は、「もっと人のことを知りたい」という好奇心を真正面から受け止めてくれる学部で、他学部に進学するという選択肢はありませんでした。それだけに、心理学を探究したいという気持ちは誰よりも強く持っていたと思います。同志社大学を志望した理由は、他の大学よりも教育や研究の環境が整っていると感じたからです。

グローバル・コミュニケーション学部
グローバル・コミュニケーション学科
熊谷理沙子さん

私は保育に中国の文化や遊びを取り入れた幼稚園に通っていたため、幼少期から「中国」と接する機会が多くありました。成長するにつれ日本人が抱く中国人像と、自分が接している中国人の印象の違いに疑問を感じるようになり、その違いはなぜ生まれるのかを深く学びたいと思いました。グローバル・コミュニケーション学部を志望した理由は、中国語コースがあり、より専門的に中国のことを学べると考えたからです。また、約1年間の現地留学を必修科目としている点も魅力的でした。異文化を理解するためには自ら現地に足を運び、自らの目で見て生活に寄り添う必要があると考えていたためグローバル・コミュニケーション学部に決めました。

国際教育インスティテュート 国際教養コース チネン レイ 明優さん

本学を受験すると決めた時に、最初は国際教育インスティテュート(ILA)とスポーツ健康科学部での受験に迷いました。スポーツ健康科学部での学習内容に強く惹かれましたが、高校までアメリカで生活していたため、すべての授業を日本語で受けることに不安を感じていました。一方ILAは、学習内容はもちろん、授業が全て英語で実施されていると言う面で僕にぴったりな学部だと考えました。ILAでは、ILA内の科目だけでなく、他学部の授業も履修することが可能である点にも強く惹かれ、幅広い分野について学べるILAを受験しました。

国際教育インスティテュート 国際専修コース 安野伊万里さん

高校生の時に「発展途上国で暮らす障害児の人生を、より豊かにする方法を探りたい」という想いを抱き、社会福祉に興味を持ちました。同志社大学の社会学部は、社会福祉教育機関として長い歴史があり、多くのパイオニアを輩出していたため志望しました。現在は、国際専修コースに所属し、社会学部で社会福祉について学びながら、国際教育インスティテュート(ILA)の科目を通して、リベラルアーツを専攻しています。ILAの刺激的な学びは、英語運用能力だけではなく、批判的に考える力が身につきます。また、自分の専門分野を俯瞰的に眺め、友人との交流を通して他国の文化に親しむことで、海外で働くという将来の目標につながる貴重な経験が得られていると考えています。