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先輩が大学で打ち込んでいることは?

神学部 神学科 前門戸 敦さん

入学後に学び始めたヘブライ語です。ヘブライ語はイスラエルで使われている言語で、私が専攻するユダヤ学を学ぶ上で重要な言語です。全く知らなかった言語が少しずつ話せるようになることに、とてもやりがいを感じています。また、ユダヤ教という歴史と伝統のある宗教を探求することは、私の視野を大きく広げました。こうした未知の領域に踏み込む経験をもとに、将来はさまざまな国を飛び回り、その国の文化に親しむことができるような仕事をしたいと考えています。

文学部 英文学科 金山侑香里さん

DUESS(同志社英語研究会)で、日本の社会問題に対して政府が取るべき政策を英語で議論する英語ディスカッションに取り組んでいます。メンバーとの模擬ディスカッションを通して議事進行やプレゼンのスキルを養い、大会に出場して他大学の学生とも交流しています。実行委員長として運営に携わった初のオンライン大会では、英語ディスカッションの魅力を伝えるために工夫を凝らし、多くの参加者から「参加して良かった」という感想をいただけたことが印象に残っています。将来はサークル活動や留学経験で培った英語力や多様な価値観を受け入れる姿勢、周りを巻き込み動かしていく力を生かして、誰かを支え、その人の幸せに貢献できるような仕事をしたいと考えています。

文学部 哲学科 河嶋瑞貴さん

現代フランスの哲学者であるレヴィナスの哲学を中心に、哲学の学習に力を注いでいます。現代の哲学は膨大な哲学史の上に成立しているため、レヴィナス哲学の理解と並行して、古代から現代に至る哲学史の流れを理解することにも努めており、将来は研究者になることを視野に入れています。レヴィナスの哲学を通して全体性に回収され得ない存在として人間を捉えること、そのことを前提として、存在そのものについて問うことを目的としていますが、存在についての議論は常に全体性を伴うため、全体性に回収されない存在としての人間と存在そのものを両立することは至難の業です。この問題を乗り越え、新たな普遍性としての存在そのものを構築する試みに取り組みたいと考えています。

文学部 美学芸術学科 園田葉月さん

何よりも学問に打ち込み、夢中になって講義を受けています。ふとした時に、異なる講義で得た知識が結びつき、化学反応が起こるように思考が深まる瞬間は何にも代えがたいものです。専攻する美術史という学問は実に興味深く、自らの感性を大切にしながら、その作品が持つ社会・歴史・文化的背景を緻密に考えていく作業に、この上ない喜びを感じます。また、さまざまな文献を読み解く上で重要な外国語の勉強にも根気強く向き合い、実践的な学びの場として学外のプログラムやプロジェクトにも積極的に参加しています。将来は芸術分野に関わる職業に就き、自分の世界をどこまでも広げられるように、生涯学び続ける人間でありたいと考えています。

文学部 文化史学科 金子龍真さん

京都・奈良を中心にさまざまな寺社や博物館を訪れて、できるだけ多くの文化財を見ることです。歴史学を専攻しているため、1年次の頃から積極的に足を運び、趣味の写真撮影も兼ねた「遊び半分、勉強半分」といった感じで、仏像・絵画・建築物など多様な文化財を巡っています。訪れる機会、学ぶ機会を増やすため、京都を巡るサークルに入会し、学科の美術史研究会にも参加するなど、精力的に活動を続けています。サークルでは、寺社の特別公開のボランティア活動にも携わっており、より密接に文化財と関わり合い、考える機会を持つことができたと感じています。将来的にも、どのような形であれ、文化財と関わることができればと考えています。

文学部 国文学科 西井萌栞さん

現在、打ち込んでいることはゼミでの研究活動です。私が所属するゼミでは江戸時代前後の文学・芸能をテーマとして、フィールドワークを通した学習に取り組むことが大きな特徴です。図書館にある文献を読むだけではなく、映像やインターネット上にあるデータベースなどを活用して資料を集めるほか、実際に歌舞伎や人形浄瑠璃を鑑賞したり、博物館や美術館へ足を運んだりなど、多角的な視点から情報を集め研究を進めています。研究活動を通して、自ら資料を集め、見比べ、必要な情報を見極める力を養ってきました。将来はそうした力を生かせる職業に就き、常にさまざまな視点から物事を考え、主体的に行動できる人になりたいと思っています。

社会学部 社会学科 小松夕夏さん

同志社大学の各部活動の活躍を伝える「同志社スポーツアトム編集局」での取材活動です。主に相撲部を担当し、取材のため全国各地の会場に足を運んでいます。相撲についての知識は全くなかったため、担当することが決まってから専門書や動画を見て勉強しました。原稿をまとめる際に意識しているのは、結果だけではわからない選手の素顔や会場の熱気を盛り込むこと。事実を伝えるためには、自ら情報を集める必要があります。これらの経験を生かして、将来は記者を目指しています。以前からマスメディアに興味を持っていましたが、取材を通して自分の知見を広げられる楽しさを、より一層感じることができました。自分の手で集めた事実を社会に伝えていきたいです。

社会学部 社会福祉学科 眞壁更紗さん

硬式野球部の学生トレーナーとして、リーグ戦優勝と明治神宮大会出場を目標に、選手と一緒に日々の練習に取り組んでいます。学業との両立は大変ですが、一生懸命に練習する選手の姿が励みとなり、「自分も頑張ろう!」と思えます。試合に勝った時の喜びは、とても言葉では言い表せません。新チームが始動して最上級生となり、常に「学生トレーナーとしてチームのために何ができるか」を考え、引退する時に悔いが残らないよう、一日一日を大切に過ごしたいと思っています。将来は社会福祉士や精神保健福祉士として、福祉の現場で働きたいと考えています。国家試験に合格できるように、部活動と資格取得に向けた勉強を両立させたいと思います。

社会学部 メディア学科

「新しいエンターテイメントを生み出したい」という夢を叶えるため、日常の生活を通じてたくさんのエンターテイメントに触れるようにしています。流行に合わせて変化していくエンターテイメントを知ることは、社会の動きや人々の興味・関心について学ぶ機会にもなっています。 また、今後どのようなエンターテイメントが求められていくのかを考察するよう心がけています。

社会学部 産業関係学科 土井悠平さん

地域と学生の活性化を図る「SAP(Shinmachi Active Project)」という学生団体の活動に力を注いでいます。毎年12月には、新町キャンパス内に2万本のキャンドルを並べる、関西地区最大級のキャンドルナイトイベントを開催しています。2020年は初のオンライン開催となり、どのようにしてキャンドルの美しさを画面越しに伝え、参加者、地域を笑顔にするか試行錯誤を重ねました。将来の夢は、生活する人が魅力を感じる街づくりをすることです。私は高校生まで横浜市で育ち、大学入学を機に京都に来ました。関西地区の土地柄や雰囲気は、関東地区とは違った魅力があります。それぞれの土地が持つ魅力を引き出し、そこにしかないオンリーワンの街を自らの手で作り上げたいと思います。

社会学部 教育文化学科 森 のの子さん

1年次からNGO団体の協力のもと、外国にルーツを持つ子どもたちの支援活動を続けています。子どもたちがありのままの姿でいられる居場所を作るため、週に一度の学習会のほか、さまざまなイベントを企画してきました。子どもたちの笑顔が大きな原動力になっています。また、教育の視点から地球環境に向きあうゼミ活動では、子ども時代の自然との関わりが環境への姿勢を決定づけると考え、京都で有機農業をされている方とともに、子どもを中心に多様な世代が交わるコミュニティガーデンの運営に取り組んでいます。大学での学びを活かし、将来は社会の中の声なき声に耳を傾けて寄り添い、行動できる人として世界平和の実現に貢献したいと思っています。

法学部 法律学科 二藤 爽さん

いまは将来の目標に向かって勉学に励んでいます。私の夢は裁判官になることなので、その前提として司法試験を突破することが第一の目標となります。難関とされる司法試験に合格するにあたっては多くの学習が必要ですが、個人での自習はもちろん、ゼミの友人らと自主的に勉強会を開き、問題を解いて答案を作成し、互いの答案を添削し合うなど、積極的に対話型のアウトプットを行っています。法学部生専用の学習スペースや全学部生が利用できるラーニング・コモンズや図書館、一般利用も可能な寒梅館のパブリックスペースなど自学環境が整っているので、シーンに応じて施設を使い分け、集中して勉学に励むことができます。

法学部 政治学科 谷 崚登さん

政治学とボート競技です。所属している政治学科では、政治の過程を統計学的・科学的な手法を用いて分析する「政治過程論」を学んでおり、2009年の政権交代について、それ以前の選挙データを分析することで、「政権交代が起きる可能性を見出せなかったのか」という研究に打ち込んでいます。また、私はボート部にも所属しており、「日本一」という目標に向けて日々練習を積んでいます。将来の夢はスポーツ報道に携わること。大会の成立過程や選手の出場過程など、スポーツにはさまざまな物語が存在します。単に結果だけを伝えるのではなく、自分のスポーツ経験と照らし合わせることで、競技を取り巻く事実を客観的に伝えることができればと考えています。

経済学部 経済学科 梶本小百合さん

大学での勉強と並行して「Neuf(ヌフ)」という服飾サークルの活動に打ち込んでいます。定期開催されるファッションショーに向けて、自分でデザインした服を一枚の布から制作する作業は大変ですが、完成した時の達成感も大きいです。3年次からはゼミの活動が本格化し、グループ研究が始まります。グループワークを上手に行う能力は、社会に出た時に必要となるので、ゼミでの活動を通じて身につけていきたいと思っています。また、研究テーマを意識することで、これからの学習の指針が明確になり、日々の学習がより有意義なものになりそうです。卒業論文の内容にも繋がるため、しっかりと取り組んでいこうと思っています。

商学部 商学科 中城毬恵さん

広く消費者と関わり、人々の心に刺さる商品や、話題化するブランドコミュニケーションを生み出すマーケターになるという夢の実現に向け、所属するゼミでブランド・マーケティングの研究に打ち込んでいます。卒業論文では、「共感を生み出す物語広告」がどのような戦略のもとで展開されているのかを分析し、変化し続ける社会の中で、企業が提供する製品やサービスと消費者を、強く結びつけるためのコミュニケーションについて考察しています。卒業後は食品メーカーに就職するため、研究活動や授業で知識とノウハウを吸収することはもちろんのこと、普段から世の中のトレンドにアンテナを張り、消費者を理解するための洞察力を磨いていきたいと思います。

政策学部 政策学科 細川瑞姫さん

ボート部でトレーナーをしています。記録管理、技術面のアドバイス、選手へのマッサージが主な仕事ですが、「部のためになることは何でもする」という役職なので、水上での接触事故を防ぐルールや仕組み作りにも力を注いでいます。安全責任者として責任感が求められますが、やりがいも感じています。将来の夢は、食や健康を通して人々に幸せを与えること。以前から食が心や体の健康に与える影響に関心があり、食生活アドバイザーの資格取得に向けた勉強もしています。トレーナーの役割とも共通しますが、身につけた知識や技術を、人のために役立てることに喜びを感じるので、食と健康について学んだことを将来に生かしたいと考えています。

グローバル地域文化学部 グローバル地域文化学科 酒井理紗さん

積極的に資格試験を受験してスキルアップすることです。卒業後はグローバル展開するメーカーに就職する予定で、英語力向上のほか、ITやパソコンなどあえて苦手分野に関する資格に挑戦してスキルを磨いています。就職先では海外とのやり取りが多く、海外駐在をする機会もあるので、いま取り組んでいることが必ず生きてくると信じて、努力を重ねています。グローバルな環境で働くにあたっては、語学力はもちろん、文化や価値観が異なる他者を尊重することも必要だと思います。大学4年間で培った語学力と国際的な視野、先入観にとらわれず多角的に物事を見る力を存分に活かし、世界を舞台に活躍できる人材になりたいと考えています。

文化情報学部 文化情報学科 熊坂光紗さん

文化情報学部の必修科目『ジョイント・リサーチⅠ・Ⅱ』に打ち込んでいます。文系・理系を問わず、分野の垣根を越えたテーマで共同研究に取り組む講義で、卒業論文を書く上でも重要な意味を持ちます。主にグループワークを行い、専門の異なる学生と協力しながら研究計画を立て、実際に実験を行います。具体的な将来像は未定ですが、文化情報学部で学んだことを生かせる職業に就きたいと思っています。

理工学部 インテリジェント情報工学科 市川智也さん

自然言語処理や深層学習の研究をしています。具体的にはAIや人工知能の技術を活用した機械翻訳に関する研究で、興味のある分野なので楽しく取り組めています。いまは学会発表に向けて、良い結果を出せるよう頑張っているところです。思うように進まない時もありますが、先生や先輩の丁寧な指導のおかげで、諦めることなく研究を進めることができています。卒業後は大学院に進んでより専門的な知識を学び、より深い研究を行い、将来は企業の研究・開発職として機械学習や自然言語処理の分野で活躍できる人材になりたいと思っています。

理工学部 情報システムデザイン学科 堀 しのぶさん

卒業研究です。ソーシャルメディア上での情報のやりとりを、フィルタリングアルゴリズムに着目しながらシミュレーションしようと考えています。また、プログラミングが好きなので、新しい技術の情報収集をしたり、実際に自分でコードを書いたりしています。3年次と4年次の夏期休暇期間中に、IT企業での長期インターンシップにも参加しました。将来の夢はソフトウェアエンジニアとして、世界中の人々の暮らしを豊かにするようなプロダクトの開発に関わることです。海外でも働いてみたいと考えているので、英語の勉強もコツコツと続けています。

理工学部 電気工学科 加藤央睦さん

電力系統解析研究室での卒業研究として、電気自動車バッテリーの劣化診断装置の開発をしています。装置開発は実行したい動作を考え、それに伴う回路設計とプログラムを作製していきます。一つひとつの回路の動作を確認しながら装置全体を作製していくため、とても時間がかかりますが、失敗と修正を繰り返し、思い通りの結果を得られた時の達成感は言葉では言い表せません。将来は、研究内容を生かした電気自動車バッテリーや蓄電システムといった蓄電池運用の開発業務のほか、人と関わることが好きなので、人事業務にも興味を持っています。

理工学部 電子工学科 橘 美里さん

有機発光材料の劣化改善をテーマとした研究活動に励んでいます。従来の有機ELは酸素や水に弱いという弱点があり、耐酸化性・耐水性のある無機材料を加えることで、発光寿命を延ばすことが目的です。実現すればより多くの人に、長寿命の美しい画面で映画やスポーツ、ゲームなどを楽しんでもらえるようになるため、生活をより良くする研究としてやりがいを感じながら取り組んでいます。将来の夢は、研究の成果を社会に還元できる研究者になること。目まぐるしく変化する産業ニーズに対応できる柔軟な発想力と、研究内容を他分野の方に伝える表現力を養うことが、現在の目標です。

理工学部 機械システム工学科 山田貫太さん

1年次の時から継続する英語学習、なかでも会話力の向上です。以前、インターネット上での英会話で自分の意見を英語で上手く伝えられず、「関心を持たない人」と思われたことがあります。英語で円滑に意思疎通ができれば、もっと意見を交換して知見を深められたはずで、自分の可能性を広げる重要なスキルとして会話力の向上に注力しています。将来の夢は宇宙産業の発展に関わることです。人類が初めて人工衛星を打ち上げてから半世紀、宇宙産業は目覚ましい発展を遂げました。これからの半世紀は天文台や火星への中継点として、月面が新たな宇宙探索の舞台となると考えられています。私はその基礎構築に携わる「月面作業員」のような仕事がしたいと考えています。

理工学部 機械理工学科 福生亜斗さん

小型レーシングカーを開発・製作する学生フォーミュラ活動です。『全日本学生フォーミュラ大会』で好成績を残すことを目指しています。学生フォーミュラの面白さは、車両の企画・設計・製作など走行性能だけではなく、マーケティングやコストといった「ものづくりの総合力」で順位が決まる点にあります。スポンサーとの交渉など活動も多岐にわたり、非常にやりがいがあります。将来の夢は自動車のエンジニアになることです。幼い頃から自動車が大好きで、学生フォーミュラ活動を通してものづくりの奥深さを知ったことも、大きな動機になっています。いつの日か自分が設計した自動車を、自分の手で運転することを夢見ています。

理工学部 機能分子・生命化学科 杣野智也さん

講義を通して化学に関する素養を身につけることを念頭に置いてきました。講義の不明点は図書館で参考文献を読んで内容を補足し、それでも理解が及ばない点は先生に質問しました。そうすることで、講義の内容を総合的に理解することができました。現在は分子生命化学研究室に所属し、「金属錯体を電極触媒とする酸化反応」に関する研究に没頭しています。関連論文を読み進める中で、独自の視点から新たな実験を創造することはとても興味深いものです。研究活動の経験を活かし、将来は化学系の研究開発に携わる職業に就きたいと考えています。

理工学部 化学システム創成工学科 井上侑香さん

分子化学工学研究室に所属しており、細胞膜と同じ構造を持つベシクルの研究を行っています。ベシクルは短時間で作製できるため実験効率が高く、生命科学分野で有用な知見を得ることが期待されています。研究室には生体系以外にも、無機物の合成、無機・有機物の運動などさまざまなテーマを扱うグループがあるほか、他の研究室が扱うテーマも多彩で、マテリアルデザイン、化学反応を用いた運動プロセスなど、幅広く化学を学び興味のある専門分野を絞ることができます。将来は化粧品や製薬、繊維メーカーの研究職に就いて、商品の開発に関わりたいと思っています。

理工学部 環境システム学科 川嶋渉造さん

卒業研究として奈良盆地東縁断層帯の活断層分布の調査に打ち込んでいます。具体的には、地中レーダ探査や航空レーザ測量による観測データを用いて、地上と地下極浅部の断層の位置を調べています。将来は活断層や地震予測に携わる研究者になりたいと考えています。きっかけは幼い頃に起こった二つの地震でした。一つ目は、小学校入学前に経験した福岡県西方沖地震です。震度5から6の強い揺れを経験し、子ども心に地震はとても怖いものだという認識を植えつけられました。二つ目は、東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震です。連日の災害に関する報道を見て、将来は地震災害の抑止や軽減に貢献できる仕事をしたいと思うようになりました。

理工学部 数理システム学科 平田将規さん

離散数理研究室で「Max-Plus代数」という方程式の研究に熱中しています。これまでまったく知らなかった分野なので、何もかもが新鮮で、考えることがとても楽しいです。同じ連立方程式でも、中学校や高校で扱ってきたものと「Max-Plus代数」におけるものとでは解き方が大きく異なり、数学の奥深さを感じています。将来は数理システム学科で学んだ数学の面白さ、考えることの楽しさを伝える仕事に携わりたいと考えています。目標に近づくために、卒業研究と並行して高校生に数学の面白さを伝え、数学嫌いを克服する特別講座でアルバイトをしています。自分が楽しむ気持ちを忘れず、数学の面白さを広く伝えられるようになりたいです。

生命医科学部 医工学科

人の動作を支援するロボットの研究を行っています。3年次までは答えがあることについての学びが主でしたが、研究室に配属されてからは答えがないことに取り組むことが中心となり、コツコツと積み上げていく大切さ、1つの物事に対して長期的に取り組む粘り強さを学びました。学外では塾講師として、小学生から高校3年生までの学習をサポートしています。良い成績を取ってうれしそうな様子を見るのがやりがいで、人に喜んでもらうために自分で考え、行動する大切さを感じます。将来は研究活動や塾講師の経験から学んだことを生かし、多くの人に「これを使って良かった」と喜んでもらえるような機器・ロボットを開発していきたいです。

生命医科学部 医情報学科

卒業研究です。人工内耳という難聴患者のための医療機器を、より気軽に装着できるものにすることを目標に研究に励んでいます。いまは研究室の先生や先輩に支えられながら研究を進めていますが、卒業後は大学院に進学する予定なので、院生としての生活を見据えて日々の研究活動に取り組んでいます。将来の目標ははっきりと決めていませんが、「国際医用画像総合展(ITEM)」を見学したことで、医療機器の開発に携わる職業に就きたいと考えるようになりました。卒業までに自分がしたいことを見つけ、人の生活をより良いものにできるような仕事をしたいと思っています。

生命医科学部 医生命システム学科

神経病理学研究室で、マウスの脳と子育ての関係性についての卒業研究に取り組んでいます。思うような結果が出せなかったり、実験時間が不規則であったりと、苦労もありますが、人の育児放棄の改善への応用も考えられる意義ある研究であると考えています。卒業研究以外にも、研究インターンなどにも参加して最先端の科学に触れてきました。卒業後は理化学研究所に大学院生として所属し、脳の神経の性差や神経イメージングについて研究を行う予定です。将来は研究活動に取り組んできた経験を活かして、企業や研究機関で研究職として働くという選択肢のほか、高校理科の教員免許取得を目指しているため、教育の場で働くことも視野に入れています。

スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科 宮﨑智宏さん

学部卒業後に大学院へ進学する予定なので、いまは大学院での研究活動の準備に打ち込んでいます。具体的には論文を読むこと、卒業論文と修士論文の構想を練ること、関連する学問領域を学ぶことです。部活動やサークルなどには所属していませんが、大学入学後から長期のインターンシップを継続しており、学外での活動にも積極的に参加するようにしています。将来の夢は、ランニングシューズの開発に携わることです。進学予定のスポーツ健康科学研究科では、シューズがランニングフォームや身体にどのような影響を及ぼすかを研究できるので、「ランニングのバイオメカニクス」という観点からシューズの開発に携わりたいと考えています。

心理学部 心理学科

卒業論文に取り組んでいます。研究テーマを探す過程で強く興味を抱いたのは、化粧や美しさに関わる心理です。化粧行動について多角的に検証し、その効果を“化粧心理学”としてまとめようと考えました。現在は実験結果を分析して、考察を形にすることに集中しています。卒業後は大学院に進み、より深く“化粧心理”の研究を続ける予定です。化粧や美しさが女性をはじめさまざまな人の手助けとなることを実証して、広く社会に発信していくことが将来の夢です。

グローバル・コミュニケーション学部
グローバル・コミュニケーション学科
熊谷理沙子さん

異文化間のコミュニケーション能力を高めることに力を注いでいます。国籍だけではなく年齢や立場の違いも「異文化間」と捉え、学生生活を通じて積極的に交流してきました。2年次秋学期から3年次春学期までの北京大学留学中には、「新たに100人と交流を深める」という目標を掲げ、世界各国からの留学生、中国人学生や現地中国人、日本人駐在員などさまざまな人と関わりが持てる環境に身を投じました。円滑なコミュニケーションを図り、互いの理解を深められた時の喜びは何物にも代えられません! 将来の夢はまだ決まっていませんが、コミュニケーション能力を生かして日本と世界を繋ぎ、グローバルに活躍ができる仕事に就きたいと考えています。

国際教育インスティテュート 国際教養コース チネン レイ 明優さん

空手道部に所属して空手に打ち込んでいます。2019年には「ジュニア世界空手道選手権大会」で優勝することができました。大会期間中は、「精神統一」を意識し、常に優勝するイメージを持つことを心がけていました。将来の夢は「シニア世界空手道選手権大会」に出場して優勝することです。今までお世話になった家族、空手道部のみなさん、土山監督、コーチ陣の先輩方、アメリカと日本での道場の先生方や友達に恩返しするために、大学卒業後も空手に励みたいと思います。

国際教育インスティテュート 国際専修コース 安野伊万里さん

私は被爆地“ナガサキ”の出身で、高校時代から核兵器廃絶を求める署名活動を続けており、現在は真珠湾攻撃の舞台となったハワイと長崎の高校生による学習交流会などを開催しています。卒業論文では被爆・福祉・平和をテーマに研究を進めるとともに、被爆者へのインタビュー調査にも取り組んでいます。また、英語やスペイン語など言語の学習が好きで、その言語圏の文化を学び、比較することにも知的好奇心を掻き立てられています。将来は国際NGOや教育機関で平和や軍縮に携わる研究者・活動家となり、福祉的な考え方を持つ“ナガサキ”出身者として核の人道的影響を研究し、核廃絶運動に貢献したいと思っています。