学部概要
POINT
- 工学と医学の融合による学び
- 研究機関や他学部との密な連携
- 社会的ニーズに応える多彩な専門科目
工学と医学の融合から
新たな価値を創造する。
現代の先進医療は、医学と工学の密接な連携によって支えられています。すなわち、メカトロニクスやエレクトロニクスなどのテクノロジーと分子生物学などのサイエンスの存在を抜きにして現代の医療を語ることはできません。次世代のより質の高い医療を開発するためには、これらの科学技術と医学の密接な連携が必要不可欠となっています。
生命医科学部では、工学と医学の融合分野における先端科学領域で活躍するエンジニアや研究者の育成を目指して、「医工学科」「医情報学科」「医生命システム学科」の3学科を設置しています。各学科では、数学・物理学・化学・生物学などの基礎科学の知識に加えて、生化学・分子生物学・薬理学・臨床医学などの生命医科学に関する高い専門知識を修得するとともに、その成果をヒトに活かすことができる工学技術を身につけながら実践力を養っていきます。
これらの学びを強力にサポートするのが、学内外の最先端の研究・医療機関、そして他学部との連携です。京都府立医科大学との学術交流や「アンチエイジングリサーチセンター」などの設置をはじめ、理工学部、スポーツ健康科学部、人文科学系・社会科学系学部との連携を強化。一部の設置科目を共通科目にするなど、総合大学のメリットを生かした緊密な協力体制を築いています。同志社大学における工学研究の実績と、医学や基礎生物学などを融合させた学びによって、より多角的な視点と幅広い知識・技術を身につけるとともに、現実的・実践的なケーススタディーを通して、自ら問題を発見・解決できる能力を育成していきます。
これまでも、実践力を培うカリキュラムにより、多岐にわたる分野の企業・研究機関で活躍する研究者やエンジニアを多数輩出しています。また、さらに高い専門知識と技術を極めるため、大学院への進学が期待されています。
学部・学科情報
学科(1学年定員)
- 医工学科(100)
- 医情報学科(100)
- 医生命システム学科(65)
特色
- 工学と医学の融合分野における先端科学領域で活躍するエンジニアや研究者を育成
- 工学、医学、基礎生物学など多様な学問との融合的教育研究
設立年
2008年度開設。工学・医学・理学の融合的なフィールドにおいて「生命」を対象とした先端的な教育研究を行う
主たる校地
京田辺
取得できる免許・資格 ※1
- 小学校教諭一種 ※2
- 中学校教諭一種(数学、理科)
- 高等学校教諭一種(数学、理科)
- 図書館司書
- 学校図書館司書教諭
- 博物館学芸員など
- ※1 取得できる教員免許の教科は学科によって異なる
- ※2 神戸親和大学通信教育部および佛教大学教育学部(通信教育課程)との連携プログラムにより、中学校一種免許状または高等学校一種免許状とともに、小学校一種免許状を取得することが可能※プログラム履修料は、別途必要
関連のある主な資格
- 弁理士
- 技術士
- 情報処理技術者 など
卒業後の主たる進路
- 大手企業(医療機器、自動車、機械、電気・電子機器、製薬、情報通信、化学など)
- 大学院進学
- 企業・公的研究機関の研究・開発職
- 教育・福祉
専任教員数 ※3
39
- ※3 2024年5月1日現在
学生数 ※4
1018(男子:619、女子:399)
- ※4 2024年5月1日現在
学部の特色
医工学科
【人材養成の目的】
医工学科は、ヒトを生体システムとして捉え、機械工学と医学の融合領域において、再生医療、バイオメカニクス、バイオマテリアル、及びバイオロボティクスの分野について、講義と実験実習をとおして、問題設定能力と問題解決能力を身に付けて、民間企業や官民の研究機関、教育機関等において活躍する人材を養成することを目的とする。
医情報学科
【人材養成の目的】
医情報学科は、生体情報の取得・制御に関する知識や技能と、生体情報処理機構を次世代高度情報システムの構築へと展開できる応用力について、幅広いリベラルアーツと自然科学基礎、電子・情報工学、生体情報、脳科学に関する講義や演習、実験、卒業研究をとおして、自発的に問題発見・解決を行い、それを伝えることのできる創造力を身に付けて、企業や研究所等において活躍する人材を養成することを目的とする。
医生命システム学科
【人材養成の目的】
医生命システム学科は、ヒトをひとつの生命システムと捉え、それを維持する生理機構やその破綻による各種疾病の発症機構、さらにはその治療・予防について、生命科学、薬学、基礎医学、臨床医学に関する講義、ならびにこれらと密接に関連した実験実習をとおして、体系的な理解能力と実践的な問題解決能力を身に付けて、生命科学、基礎医学、健康科学の関連分野において活躍する人材を養成することを目的とする。
【学部横断型の副専攻】
生命科学分野を中心に科学技術の問題について、本学の文系学部の学生とともに議論し、科学と社会の架け橋になるヒトを育てる「サイエンスコミュニケーター養成副専攻」を開設しています。