社会福祉学科
柴田 大地さん
いま、何を学んでいますか?
障害者福祉を中心に、知的障害や発達障害のある人たちの生活支援について学んでいます。
「福祉・介護=お世話」という印象を持っている人もいますが、福祉・介護とは対象となる人が、その人らしい生活を送るための環境を調整すること。つまり、人生のお手伝いです。
支援を必要とする人の背景や現在の状況を理解し、利用できる制度や他職種の業務など幅広い視点から総合的な判断ができるように、授業を通して理論を学び、現場実践を重ねています。
学部・学科はどうやって選びましたか?
障害のある弟がいたことで、幼い頃から児童発達支援など福祉現場に接する機会がありました。そこで働く人たちはいつも明るい笑顔を見せていて、自分も人と関わり生活を支える仕事がしたいと考えるようになりました。
一方で、陸上競技で怪我をした時にお世話になった経験から、理学療法士の仕事にも魅力を感じていました。進路選択ではどちらの道に進むべきか迷いましたが、社会福祉には幅広い分野があり、自分の将来の選択肢が広がると考え社会福祉学科への進学を決めました。
同志社大学の好きなところは?
学生や教員、社会で活躍している方々など、多くの優秀な人に出会える環境があることです。特に社会福祉学科は少人数制の講義も多く、希望をすれば現場配属実習も経験できるため、さまざまな人と密に接する機会に恵まれています。自分を高められる環境に身を置くことができ、同志社大学に進学して良かったと心から思っています。
また、社会学部のある新町キャンパスの正門広場からは、渡り廊下の壁に刻印された「諸君ヨ、人一人ハ大切ナリ」という新島襄の言葉がよく見えます。この言葉を見るたびに「人を支援する仕事に就きたい」と気持ちを新たにしています。
卒業後は何をする?
特別支援学校の教員を目指して、もう一年間、他大学で勉学に励もうと考えています。
社会福祉学科では、社会生活を送る上でハンディキャップのある人について、幅広く専門的に学ぶことができました。また、社会問題についても多くの関心を得ることができました。
同志社大学で身に付けた専門性と関心を礎にして、新たな環境でより学びを深めていくつもりです。そして将来は、社会的な視点を十分に踏まえたうえで、障害のある子どもたちと関わることのできる教員になりたいです。
受験生へのメッセージ
高校までとは異なり、大学では自分で講義を選択し受講します。主体的な学びの姿勢が求められますが、その分だけ勉学、余暇、生活、就職に向けた活動を自分のペースで自由に組み立てることができます。そして同志社大学には、学生生活を充実させるための多様な機会と資源が数多くあります。受験勉強の試練を乗り越えて、同志社大学での生活を楽しんでください。