機械システム工学科
松山 漱亮さん
いま、何を学んでいますか?
「機械力学」や「制御工学」など機械工学全般を学んでいます。機械工学には幅広い分野・領域が存在するため、個々の専門知識に初めて触れる時は難解さを感じますが、学び進めていくうちに異なる分野・領域の知識が有機的につながる瞬間があります。
特に研究活動では応用範囲が広がり、座学で得た知識をもとに試行錯誤を繰り返して、機械システムの制御方法や人体の歩行の解析など、身近な問題に取り組める点に面白さを感じています。
学部・学科はどうやって選びましたか?
高校の物理の授業で物体の運動を表現する方法を知り、科学的アプローチにより世の中の運動を定式化できることに関心を持ちました。また、同じ頃に初めて新幹線を利用した際、高速で移動しているにも関わらず非常に振動が少ないことに驚かされました。
こうした経験がきっかけとなって、ものの動き、特に機械の動きに興味を持つようになり、物体の力学や制御方法を専門的に学ぶことができる機械システム工学科に進学しました。
同志社大学の好きなところは?
豊かな自然に囲まれ、学内設備が整っていることです。キャンパスにはたくさんの木々があり、勉強や研究の合間に散歩すると心地よく、時々出会う猫の親子にも癒されます。
キャンパス全体が綺麗で、学生の多様な学習需要に対応する環境が整っている点も同志社大学の魅力です。なかでもラーネッド記念図書館1階にあるラーニング・コモンズは、友人と議論しながら勉強をしたり、スタッフの大学院生や教員に気軽に質問をしたりできるお気に入りの場所です。
卒業後は何をする?
同志社大学の大学院に進学して、現在取り組んでいる「低重力環境模擬のための吊り上げ式免荷装置の開発」の研究を継続する予定です。修了後の進路はまだ具体的に決めていませんが、一般企業への就職を視野に入れており、大学院の2年間で自己研鑽に励んでいきたいと思います。
受験生へのメッセージ
人生を豊かにするためには、自分の興味・関心に気づくことが必要だと思います。さまざまな個性や背景を持った人々と交流し、その「興味があること」を追求できる場所が大学です。自己実現の場として大学に進学するには勉学が不可欠です。苦しい時期もあると思いますが、体調に気を付けて勉強を頑張ってください。心から応援しています。