インテリジェント情報工学科
田尻 光輝さん
いま、何を学んでいますか?
知的創作物を対象とした研究を行っています。具体的には、先行研究を参考にしながら情報の抽出や比較を行い、機械学習を用いて人と物を結びつける研究です。自分の研究はどこまで正しく現実を表すことができているのか、どうすれば精度が上がるのか、可視化された結果は何を意味するのだろうか、などを考えながら研究を進めることは、とても楽しくやりがいを感じます。
学部・学科はどうやって選びましたか?
社会的に機械学習やAIの進化が注目され始めたのは高校生の時でした。大量のデータからパターンやトレンドを抽出し、学習・予測することで人間の意思決定をサポートするという画期的な技術がどのように開発され、利用されているのかに興味を持ち、情報技術に関する専門知識を学ぶためにインテリジェント情報工学科を選びました。
またプログラミングを通して物事を筋道立てて考える論理的思考や、複雑な問題に対処する問題解決能力を身に付けたいという思いもありました。
同志社大学の好きなところは?
学生に活気がある点です。同志社大学では学生一人ひとりが自律し、それぞれの目標や希望に向かっていきいきと学生生活を送っています。将来の方向性が定まっていない学生に対しても、さまざまなサポート環境が用意されているので安心です。
また、私はゴルフ同好会に所属しており、ゼミや授業の後に利用するゴルフ練習場がお気に入りの場所。研究に関する議論で頭が疲れている時の気分転換になり、友人や後輩と会って話す時間を大切にしています。
卒業後は何をする?
大学での4年間は基礎的な知識を学びました。ただ、ゼミの研究室で先輩方の研究や知識量に触れるたびに「自分はまだまだだな」と感じる場面が多いので、大学院に進学して情報工学をより深く学びたいと考えています。
受験生へのメッセージ
大学受験の経験は自分にとって自信になっています。学科での学びや研究活動も「受験勉強の大変さと比べれば、なんてことはない」と考え、乗り越えられたことが何度もありました。
受験勉強は一筋縄ではいかず、成功と失敗の繰り返しで不安になる時もあると思いますが、自分の夢や目標に向かってひたむきに努力することは、必ず自分の財産になると思います。苦しい時は家族や友人、信頼している先生を頼って乗り越えてほしいです。