環境システム学科
新谷 僚大さん
いま、何を学んでいますか?
微生物燃料電池や有害物質の分解など、さまざまな分野への応用が期待されている「鉄還元細菌」について研究しています。
具体的には、鉄還元細菌の中でも難分解性物質を分解できる細菌を探索しているのですが、答えのない問題について研究室のメンバーと相談しながら試行錯誤する作業は、教科の学びとは違った面白さがあります。研究では微生物の培養も行っており、管理が大変な反面、愛着が湧いてくることもあります。
学部・学科はどうやって選びましたか?
環境問題に関心を持っていたことが環境システム学科を選んだ理由です。環境の形成には物理、化学、生物、地学などさまざまな要素が作用し合っているため、幅広い分野をバランスよく学べる点に魅力を感じました。
実際に環境システム学科の学びを通して、環境問題をさまざまな視点から捉えられるようになったと感じています。大学でどの分野を専門的に学ぶべきか、入学前に目標を決め絞り込めない人には、多分野の知識を得られる環境システム学科が合っていると思います。
同志社大学の好きなところは?
日本全国、そして海外からも学生が集まってくるため、さまざまな人と交流できる点に魅力を感じています。キャンパスでの何気ない会話の中に、いろいろな地域の方言が飛び交っているのも同志社大学ならではの光景です。
スポーツや音楽など多様な趣味を持っている学生が多く、気の合う友人ができることはもちろん、自分とは違う価値観に触れられることも良いところだと思います。
卒業後は何をする?
大学院に進学するつもりです。学部生時代に培養した細菌を継続培養して、難分解性物質の分解方法を研究したいと思っています。将来は水処理に関わる業務など、大学院で培った専門性を活かせる職業に就きたいと考えています。
受験生へのメッセージ
「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように、一日一日の努力の積み重ねが、きっと大きな成果に結びつきます。コツコツと勉強を続け、日々自分の成長を感じながら、人生で一度しかない大学受験生活に後悔を残さないよう頑張ってください。