同志社だからできること

What Doshisha University can do for you

文学部

美学芸術学科

土肥 愛果さん

いま、何を学んでいますか?

20世紀に京都で活躍した陶芸家、河井寛次郎の作品について研究しています。
実は河井の名を知ったのは2~3年前で、ゼミの指導教授の勧めで五条坂にある河井寛次郎記念館を訪れたことがきっかけでした。研究をしていて特に胸が躍るのは、新しく得た知識が、一見何の関係もなさそうな別の知識と結びついた瞬間です。自分の中で新たな解釈やアイデアが浮かび、「このアイデアを掘り下げて、新たな知見として語ることはできないだろうか」と思いを巡らせることに面白さを感じます。

3年次の学芸員実習で金継ぎを体験

学部・学科はどうやって選びましたか?

中学生の時にクロード・モネの展覧会で芸術に興味を持ち、学芸員という職業を将来の選択肢の一つとして考えるようになりました。
そのため大学選びでは作品を制作するための実践技術や知識を学ぶ美術大学ではなく、美術史や作品解釈について専門的に学べる学部・学科を絞り込み、大学生活の中で学芸員の資格を取得することができる同志社大学文学部の美学芸術学科に進むことを決めました。

同志社大学の好きなところは?

学生一人ひとりが興味・関心を持っている分野を選択して学び、研究できるところです。
そして他者の興味・関心を決して否定することなく、柔軟に受け入れる雰囲気が気に入っています。
私は焼物を専攻していますが、所属するゼミのメンバーの卒論テーマは服飾、ミュージカル、写真、映画、切り絵など多岐に渡り、それぞれが好きなことを主体的に研究しています。
まったく違う内容に、まったく違う角度から切り込んでいて、研究発表を聞くたびに「そんな見方もあるのだな」と驚かされます。

クラーク館でのゼミの様子

卒業後は何をする?

大学院に進学して河井寛次郎の研究を続ける予定です。
大学院修了後は陶磁器を所蔵する美術館の学芸員になるのか、あるいは企業に就職するのか、まだ明確に決めていませんが、何らかの形で研究対象の「陶磁器」に関わることのできる分野に進みたいと考えています。

東洋陶磁美術館でのインターンに参加

受験生へのメッセージ

自分が興味のある授業を選択し、深く研究するのが大学の学びです。4年間を充実したものにするためにも、自分が本当に学びたい分野、あるいは興味を持てそうな分野を見つけておくことが大切だと思います。
大学時代は時間に余裕があり、授業で学んだ場所を訪れたり、専攻分野とはまったく関係のない場所を訪ねたり、いろいろな場所を旅して見聞を広めることができます。ぜひ志望大学に合格して、大学生活を満喫してください。

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