同志社だからできること

What Doshisha University can do for you

理工学部

医情報学科

森山 祐吏さん

いま、何を学んでいますか?

超音波照射によるメダカ胚への影響について、「Blue Native Polyacrylamide Gel Electrophoresis(BN-PAGE)」という複合体構造をとるタンパク質の大きさや分子量を解析する手法を用いて研究しています。超音波が生体に与える影響を分子レベルで調査し、その関係を明らかにすることで、胎児治療など産科医療への貢献を目指しています。
研究を通して、超音波照射したメダカ胚では多くのタンパク質の発現量が変動し、照射しない胚と比べて神経系タンパク質の発現量が増加することが明らかになってきました。神経系タンパク質の発現量増加は、神経発達を促して胚の成長につながる可能性を秘めています。変動したタンパク質の中からヒトに関与するタンパク質に着目し、その働きを調査することで、超音波による人体への影響についても研究できると考えています。

研究で扱っているメダカの胚

学部・学科はどうやって選びましたか?

きっかけは中学生の時に母が乳癌を患ったことです。治療に寄り添う中で医療機器の重要性を知り、病状が良くなるにつれて医療機器に対する興味が高まっていきました。
そんな経験から「医療機器を通して間接的に、病気に苦しむ多くの人々を助けたい」と強く思うようになり、医学や情報工学などを幅広く学べる医情報学科を志望しました。

同志社大学の好きなところは?

充実した学生生活を送る環境が整っているところです。勉学はもちろん、サークルや部活動といったコミュニティ、学園祭など気軽に参加できるイベントがあり、自分に合ったものを選択しながら貴重な経験をすることができます。
私は「For Better Campus Life」という理念を基に、さまざまな活動に取り組む生活協同組合生協学生委員会(GI)の会長を務め、食堂やショップの販売促進、入学準備説明会、自転車点検会、α米の配布など、学生目線で企画を考え、同志社生協にサポートしていただきながら活動しました。

生活協同組合生協学生委員会(GI)の部会の様子

卒業後は何をする?

小学生の頃から「医療貢献できる人材になる」という心の軸を持ち続けてきたので、大学院生命医科学研究科医工・医情報学コースに進学して、現在の研究をより深く探究するつもりです。そして大学院卒業後は、同志社で学んだ知識、技術、経験を生かして、病気で苦しむ人々を助けたいと考えています。

研究室での実験風景

受験生へのメッセージ

大学では興味ある分野を専門的に学ぶことができます。自分がのめり込める分野を選択して、思う存分学びを深めてください。また、さまざまなコミュニティに参加して、貴重な経験を得られることも同志社大学の魅力です。体調に気を付けて、悔いのないように最後まで駆け抜けてください。心より応援しています。

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