同志社に通う学生たちの日常とは?
研究や趣味、一日のタイムスケジュールなど、
リアルな横顔に迫ります。
遺伝子のデータ解析を研究しながら 大学院の科目も履修
文化情報学部

#01
どんな研究や課外活動に
取り組んでいる?
統計科学研究室に所属してデータ解析の研究をしています。高校時代は文系クラスで、数学や統計学、プログラミングを本格的に学んだのは大学に入ってから。データを分析して新たな知見を導き出すデータサイエンスの面白さに気づいたのも、学部必修科目の「ジョイント・リサーチ」がきっかけでした。卒業論文に向けて研究対象に選んだのは生物の遺伝子データ。入学前には想像もしていなかったテーマですが、研究生活はとても楽しく知識の広がりを実感しています。
研究室の仲間とチームを組んで、学外のコンテストやコンペティションにも参加しています。テーマ立案、プログラミング、データ分析、発表資料の作成など、共通の目標に向かって一人ひとりが役割を担う研究活動には「団体競技」のような魅力があり、多様な考え方を知り、新しい視点を得る貴重な体験になっています。チームのまとめ役として参加した「統計データ分析コンペティション2024」では、メンバーそれぞれの長所がピタリと合致して、総務大臣賞を受賞することができました。



#02
一日のタイムスケジュールは?
私は散歩が好きで、毎朝の通学時に京田辺キャンパスへ向かう坂道を上っていく時間がお気に入りです。冬は朝焼けに染まる空を見ながら歩くために早起きをして、6時30分には大学に到着。1講時の授業が始まるまで、研究室で論文を読んだり、ゼミ勉強会の予習をしたりして過ごします。研究活動の拠点でもある研究室の環境はとても大切で、刺激を与えてくれる同期の仲間や、親身なアドバイスを送ってくれる先輩がいつも身近にいてくれることが心の支えになっています。
1日のタスクを終えて研究室を出るのは19時頃。帰宅後はオンラインで塾講師のアルバイトをしています。全国各地の生徒を教えることができ、それぞれの目標に向かって頑張っている講師仲間との交流も、大学生活や研究活動のモチベーション向上にもつながっています。
休日は睡眠をたくさんとって、食事の作り置きをしたり、散歩を楽しんだり、大学の友人と出掛けることが多いです。京都には教科書で見たことのある歴史的な建物が数多くあり、改めて魅力的な場所で学生生活を送っているのだと実感します。
中江さんのある日
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04:00
起床・準備
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05:30
通学
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06:30
研究室活動
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10:45
授業
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12:15
昼食
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13:00
研究活動
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20:00
帰宅/塾講師のアルバイト
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22:00
夕食/入浴
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23:00
就寝
早朝、オレンジ色に染まる空を見ながらキャンパスに向かいます

大学では多くの時間を研究室で過ごします。時には仲間と談笑してリフレッシュ

#03
お金のやりくりは?
ひと月にアルバイトの収入が約4万円あり、3万円の仕送りをもらっています。あまり外食はしないので、食費や生活費に使うのは毎月2万円ほど。残りはすべて貯金に回して、長期休暇中の旅行費用や研究活動の費用などに当てています。データ解析に適したハイスペックなパソコンは高価でしたが、研究へのモチベーションを高めるためにも、アルバイトで得た収入で購入しました。
#04
将来はどうする?
卒業後は大学院進学を目指しています。そのために現在は、文化情報学部の「奨励学生制度」を利用して、学部4年次に在籍しながら大学院1年次の科目を履修して、大学院生としての研究活動も始めています。まだ将来の目標は明確に定まっていませんが、同志社大学では頑張っている学生をサポートする制度が充実しているので、恵まれた環境を最大限に活用してさまざまなことに挑戦し、自分の可能性と将来の選択肢の幅を広げていきたいと思います。
