神学部の
特徴的な学び

ALL DOSHISHA教育推進プログラム

社会実践のためのブレンディッド・ラーニングの構築―「地の塩」プロジェクト

神学部には、世界救世軍に身を投じた山室軍平を始めとし、釜ヶ崎支援、ホスピスでのケアなど社会福祉活動に深く関与してきた伝統があります。阪神・淡路大震災、東日本大震災の際には、いち早く被災地支援へのボランティア活動が生まれました。そもそも宗教と社会福祉は密接な関係にあります。このプロジェクトでは、神学部の重要な伝統と使命である社会実践へと学生たちを後押し、多様な背景をもつ人たち、様々なマイノリティとの共生を目指す人物を育成することを目指しています。この目的を具体的に達成するため、「宗教と社会福祉」「宗教と社会活動」の授業が新設されました。これらの授業では、神学部と密接な関係にある知的障がい者入所施設「止揚学園」や野宿者支援活動でのフィールドワークを行います。また、これらの授業では、学生の自律的な学びを促すために、オンデマンド動画配信授業、ディスカッションをメインにしたアクティブラーニングによる対面授業、そして、フィールドワークを融合した、ブレンディッド・ラーニングで学びます。従来の座学中心の大学教育の変革を目指しています。この授業を通して、同志社のキリスト教主義の伝統である社会貢献の理解と実践を行い、生命の尊厳と多様な人々との共生について理解し、それに取り組む人物の育成を行っています。
また、バングラデシュの児童養護施設デライト子どもの家での活動を中心に、現地の空気、人々の温かさを感じながらバングラデシュの社会問題、環境問題、紛争について学ぶ「宗教と国際社会」を2023年度より開講しています。

  • ※ 本学創立150周年となる2025年に向けた中期行動計画「同志社大学ビジョン2025−躍動する同志社大学−」にて掲げた、優先的に取り組むテーマの一つ「学びのかたちの新展開」に基づき、教育研究力の向上ならびに、次代の人物養成を目的とした、学部、研究科が開発・実施する特色ある教育プログラム。

神学部で学ぶことのできる外国語

宗教を学ぶ上で重要となる外国語カリキュラムを整備

神学部では、現代語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、コリア語、イタリア語)のほかに、神学部独自の多彩な外国語を学ぶことができます。神学部設置の外国語(聖書ヘブライ語、現代ヘブライ語、新約ギリシア語、神学ドイツ語、アラビア語、ペルシア語、トルコ語)は、キリスト教、ユダヤ教、イスラーム教といった一神教を深く学んでいく上で、重要な役割を果たします。

ヘブライ文字による「創世記」第一章の一部(神学館チャペル入口)