社会学部の
特徴的な学び
社会学部の国際交流
国際社会福祉実習
国際的な視野を持つソーシャルワーカーの育成を目指して
社会福祉の分野は国内活動に限らず、国境を越えた活動が求められている時代です。この実習科目は、国際的な視野を持つソーシャルワーカーの育成を目的にしています。また、多文化社会におけるソーシャルワーク実践について学びます。
この授業では、多文化社会の代表とも言えるハワイを訪問し、社会福祉がどのように実践されているのかを学びます。また、ハワイの先住民や移民文化に適した実践を行う施設やNPOを訪問し、日本とは異なる支援方法などを実践例から学習します。地域の子どもたちの育成に40年間を通して実績を上げてきたマカハ農園の活動、貧困とホームレス、薬物乱用といった問題に対するユニークな取り組みについても学びます。加えて、ハワイ大学において、実際に社会福祉の授業に参加しています。
事前学習としては、ハワイの歴史や文化、ハワイの社会問題や多文化社会の課題について学び、実習に備えます。秋学期は現場実習の事後学習として、ハワイで訪問した施設などの経験やハワイで学んだことについてさらに理解を深め、国際的な視野を持つソーシャルワーカーとして必要な知識・技能の修得を目指します。
異文化体験実習
カナダで学ぶ多文化共生社会
異文化体験実習では、カナダにおいて「Place-based Learning(現場での学び)」を進めています。カナダは「多文化共生社会」として知られていますが、実際はどのような社会なのでしょうか?他文化への理解、言語の習得、アイデンティティーの形成などについて、日本との違いはどこにあるのでしょうか?本科目では、バンクーバー近郊の街でのフィールドワーク(日系移民のライフヒストリー・インタビューを含む)、日本語学校での教育実践(実際に授業を担当)、ヴィクトリア大学の授業参加(講義および演習)、幼稚園・小学校(フランス語のイマージョン教育実践校)の訪問などを通じて、カナダ特有の教育文化を肌で感じ、世界的な視野に立ち、日本の教育の未来について考えていきます。約10日間の濃密なプログラムを経て、より長期間の海外留学への挑戦や、カナダの大学との交流プロジェクトが発展するなど、より一層充実した国際交流が広がっています。