心理学科DEPARTMENT OF PSYCHOLOGY

伝統の少人数教育と
多様な実験・演習科目で、実践力を育む

学科の特色

常に変化し、複雑な反応を見せる人の心と行動の解明に取り組む心理学科では、実験心理学的な考え方を中心とした研究・教育を行っています。
学生の視野を広げるため、心と行動の神経・生理的な基盤と、行動そのもののメカニズムを学習する「神経・行動心理学コース」、心の問題の解決を目指す臨床心理学、社会における心と行動の理解を目指す社会心理学を学ぶ「臨床・社会心理学コース」、生涯発達的な観点から、心の発達と教育に関するメカニズム、その支援の基礎知識を学ぶ「発達・教育心理学コース」の3コースを設置し、複雑なこころの仕組みを探るための多様な専門科目を展開しています(詳細は特徴的な学びを参照)。
また、最新機器を備えた実験・実習設備が備わっており、体系的な専門知識の教育や、統計解析ソフトの訓練などを通して、目的に合わせた実験・調査の専門スキルを身につけ、研究を進めていきます。さらに、心理学の現場を肌で知るため、学外での研修やボランティア活動も積極的に取り入れています。実践的・体験的学習によって、人の心に寄り添い社会の問題を解決する、総合的な人間力を育てます。

カリキュラム

卒業論文テーマ例

神経・行動心理学コース

  • アロマオイルが時間知覚に与える影響
  • 自己過失場面における泣きは共感とサポート行動を引き出すか
  • 容器の色と形が食品の味覚評定に与える影響

臨床・社会心理学コース

  • 体型不満の高い女子大学生に対するセルフ・コンパッションに焦点化した筆記の効果
  • SNS上の集団意見が加害者への量刑判断に及ぼす影響
  • ネットショッピングにおける星の数とレビュー内容が購買意欲に与える影響

発達・教育心理学コース

  • 絵本の読み聞かせにおけるマザリーズと年長児の想像性の関連
  • 母親の養育態度が子どもの顕在的・潜在的自尊心に及ぼす影響
  • 中学生におけるメンタルヘルス予防プログラムの有効性の検討