グローバル地域文化学部の
特徴的な学び

ヨーロッパコース

複眼的アプローチでヨーロッパを理解する

グローバルな視点からヨーロッパを理解するコースです。そのため、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語を駆使して、その地域固有の歴史・文化・社会を詳しく学びつつ、同時にヨーロッパが世界とどのような関係の中に位置しているのかを考えていきます。
ただ漠然と全体を見渡すだけでも、特定の国について深く掘り下げるだけでも、ヨーロッパを理解するには十分ではありません。歴史、文化、現代の諸問題を、協調、対立、摩擦、調和といったさまざまな関係の中から把握することが重要です。学生は、イギリス、ドイツ、フランス、ロシアなどから主な地域を一つ選択し、その地域についての専門知識を修得していきます。また、これと並行して、それぞれの地域に大きな影響を与えている「宗教」「移民」「植民地主義」などについて学び、グローバルな視点からものごとを見つめられる人物を育みます。

アジア・太平洋コース

急激な経済成長を遂げるアジアの今を学び、現代的課題の解決法を考える

近年のアジアは、オーストラリアをはじめとする太平洋諸地域と特に経済面での連携を深めつつあり、アジア・オセアニアを一つのエリアとして捉えて学ぶことの重要性が高まりつつあります。
この地域の国々の宗教や民族は多様で、さらに古くから人々の移動が絶えず行われてきたため、常に変化しています。本コースでは、中国語、コリア語、英語の高度な言語能力を習得するとともに、個別の国や民族の歴史だけでなく、文化衝突、歴史理解、民族移動、環境問題、資源、ジェンダー、政治経済、持続可能性、開発などについて最新の知見を学び、グローバル化の中で、いかなる課題を抱えるようになったのかを学び、海外研修や留学を通じて実践的な能力を高めていきます。

アメリカコース

アメリカ大陸全体を視野に入れ、国際情勢や文化様態を理解する

本コースは、アメリカを南北アメリカ大陸およびその周辺地域を意味する「アメリカス(the Americas)」と考えます。メディアによる情報の偏りなどのせいで、多くの人が陥りがちな北アメリカ中心の視点を離れ、南アメリカやカリブ諸島などを含めた総体としてアメリカを捉えるという視点です。本コースのユニークさは、まずここにあると言えるでしょう。
この新しい視点を可能にするためには、2つの能力が必要となります。一つは複言語能力、もう一つは視野の広い知識です。専攻地域の歴史・社会・文化を深く理解するための複数言語における高度な能力を習得するとともに、アメリカス全体を視野に入れた国際情勢に関する知識を身につけることです。また地域に関する知識のみならず、人種、民族関係、ジェンダー、移民、文化、ポピュラーカルチャー、国際人口移動などに関する講義を通じて、「アメリカス」のうちに含まれる多様性、そしてそれを産み出した他の地域との関係についても考察していきます。

「グローバル」と「地域」をつなぐ
(「スタディ・アブロード科目群」)

世界各国の大学での海外語学研修

同志社大学で実施している海外語学研修「サマープログラム」「スプリングプログラム」「セメスタープログラム」「EUキャンパスプログラム」の積極的な履修を、本学部においても推奨します。研修費は別途必要ですが、経済的負担を軽減する奨学金制度も整えています。

学部独自の海外研修プログラム

現在、ウェスタン・ミシガン大学での海外語学プログラム、および韓国の延世大学との学部間協定に基づく長期留学(半年または1年)、海外インターンシップを本学部独自のカリキュラムとして設けており、実践的な言語運用能力の向上を幅広く支援します。

学部独自の体験型プログラム

2022年度より始まった、国内でグローバルな体験ができるフィールドワークやプロジェクト型の科目です。

各地域の言語を運用する能力

地域理解の基礎をつくる、充実した外国語教育

地域をより深く理解するのに必要な語学力を身につけるために、質・量ともに充実した外国語のカリキュラムが用意されています。
ネイティブ教員をはじめ経験豊富な教員が、外国語の運用能力を効果的に高める授業を提供します。

本学部で学べる外国語は12言語

2つの外国語の習得が目標ですが、意欲に応じて、さらに多くの言語も学べます。

  • 英語
  • コリア語
  • ドイツ語
  • インドネシア語
  • フランス語
  • トルコ語
  • スペイン語
  • ポルトガル語
  • 中国語
  • アラビア語
  • ロシア語
  • イタリア語