グローバル・コミュニケーション学部の
特徴的な学び
Study Abroad
1年間の留学を通して、外国語運用能力を高め、異文化理解を深める
英語コースと中国語コースの学生は1年間のStudy Abroad(留学)を行います。現地での学習を通じて、高い外国語運用能力を習得し、異文化理解を深化させることを目指します。また海外での経験は、本学部における3年次以降のより専門的な学びに向けて、関心の幅を広げたり、興味ある分野の知識を増やしたりする上でも役立ちます。英語コースでは2年次に、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドにある15校の提携大学のいずれかで学びます。現地では充実した英語プログラムを通じ、1年次までに高めた英語運用能力をさらに伸長します。また、所定の英語レベルをクリアすれば、その大学の正課科目を受講することが可能です。中国語コースでは2年次の秋学期から3年次の春学期にかけて、中国と台湾にある4校の提携大学のいずれかで学びます。中国語圏のさまざまな文化に触れながら、中国語の運用能力を実用的なレベルにまで向上させます。
両コースともに留学先で修得した単位は、帰国後に各科目の内容と時間数に基づいて同志社大学の単位に読み替えられ、卒業に必要な単位の一部として算入されます。なお、本学部webサイトでは、留学中の学生が執筆した、現地での生活や学びに関するレポートを公開しています。
派遣先大学
Seminar Project
学生主体のプロジェクトでグローバル社会に貢献
Seminar Projectは3コース(英語・中国語・日本語)の4年次生が自らプロジェクトを企画・立案し、それぞれの語学力や専門知識を活かしつつ、互いに協力して取り組む科目です。
この科目の特徴は「学生主体」であることです。プロジェクトの企画・立案から役割分担、外部団体との交渉、予算管理、広報活動に至るまで、プロジェクト実施に関わるあらゆるプロセスを学生が責任を持って担い、年間を通じて活動します。
これまでに実施されたプロジェクトは、文化交流から教育実践まで多岐にわたります。具体的には、近隣の小・中学校と連携した異文化理解の授業づくりや、地域の祭りや伝統行事の素晴らしさを日本で学ぶ留学生に伝え、参加してもらうプロジェクト、日本文化理解をテーマにした映画祭・写真展などが実施されました。
最終的には、教室での学びを社会での実践的な活動に連結させることで、学生がこれまでに習得してきた国際的かつ実践的なコミュニケーション能力を広く社会に還元することを目指します。
Seminar Projectの活動を通じて、facilitator、negotiator、administratorとしての能力を磨き、グローバル社会に貢献できる人材に成長してほしいというのが私たちの願いです。
Seminar Project テーマ例
- フードロスへの取り組み
- 海洋プラスチックゴミのアップサイクル
- 中高生からのジェンダー論 ~これからの社会を生きる君に~
- 映画で学ぼう! 少子高齢化時代の子育て支援
- GC BRIDGE ~エコロジカルでボーダーレスなファッションを~
- お野菜で社会と環境を考えるプロジェクト ~産地から食卓まで~
- War×Theater 戦争・平和と映像作品の可能性
授業内外の共修環境
特定の言語・文化にとどまらないボーダレスな学び
英語・中国語コースの学生は他コースの講義系選択科目から6単位まで、日本語コースの学生は英語コースと中国語コースの講義系選択科目からそれぞれ6単位、合計12単位まで、卒業単位として算入できます。また、日本語コースの「日本の伝統文化演習B」や「ワークショップ現代日本社会1・2」のゲスト・スピーカーによる講義は、希望すれば、英語・中国語コースの学生も聴講が可能です。授業外では、これまで、北海道のリゾートの多言語環境での就業体験や、多国籍企業を対象とするマーケティングの実践等を行っています。このように正課科目・課外活動を問わず、特定の言語や文化に偏らない幅広い教養を身につけ、多様な考え方に触れることができます。
タンデム・パートナー制度
互いの文化の壁を越えた外国語学習サポート活動
英語コース・中国語コースの学生と日本語コースの留学生のペアが、互いの母語や得意な言語で、相手の外国語学習をサポートする制度です。外国語力を高めるために具体的な目標を持った学生がエントリーし、マッチングの後、互いに相手のサポートを受けながら目標に向かって計画的に勉強します。英語・中国語・日本語のほか、留学生の母語であるコリア語やベトナム語を勉強するペアもあります。異なる文化で育ってきた学生同士、学習を通じてさまざまな発見もあります。海外からの留学生が約2割を占める本学部ならではの制度です。